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岩テラスの上で小休止。北側の景色がいい

【第21回 鍋石分岐へ】

修行めいて清澄山系

大トレッキングの旅もこれが5日目。尾根の中間点を過ぎ、いよいよ行程は清澄山系に入る。古くは日蓮が開宗し、近年でも空手家が修行した地でもある。長い尾根歩きは、いよいよ修行めいてくるのだ。

スタートは、鴨川有料道路わきの旧道から。露岩の山肌を急登する。ところどころにトラロープが渡してあるので、助かる。スタートから15分で、小さなピークになる。ここが閉鎖された旧道トンネルの上だ。ここから北東方面に尾根を進む。

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08年1月29日 22,609

1月29日付、連載「郡界尾根を往く」は紙面の都合で休載します。

08年1月28日 23,157
路傍にたたずむ総勢100体の地蔵様

【第12回 6時間半歩いて2日目了】

(12)中沼から引越へ

八丁山の下山は、北側へ。大きな尾根を下るとすぐに古道然となる。房州古道の6尺道のようで非常に歩きやすい。地図では破線となっており、こちらは正確な表記である。

川崎さんは「ここから先は下る一方」と太鼓判を押す。土道をだらだらと下っていく。八丁山ピークから15分で、ミカン畑が出る。温州ミカンだがまだ青かった。ミカン畑の下には1軒の民家があるが、すでに住人はいない。この山深さだ、離農したか。

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08年1月17日 23,314
地味だが凛としたカンアオイの花

【第22回 ようやくハイクコースに】

黒塚番所跡へ

県民の森ロングハイキングコースは、ディープな山愛好家の間では、有名なコースだ。30`もある尾根筋を歩くスーパー健脚向け。2つの県民の森を結ぶから、それなりに人気がある。

が、こちらの大トレッキングは、さらに長い。西端の鋸山から東端の岩高山を結ぶ。西の浦賀水道から東の太平洋まで行くスーパーロングコースなのだ。ロングハイクにも負けてはいまい。

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08年1月30日 23,376
林道淵ヶ沢奥米線との分岐点

【第17回 林道柚子の木線へ】

遥か東に妙見山の頂

4日目のスタート。国道410号カーブの空き地に車を止め、まずはここから安房高山へ。山道を35分ほど歩いて、林道横尾線を目指す。

国道からの取り付きは、がさやぶだが道らしくなっていて、登ってすぐは荒れているものの、やがて山道になる。ここからの上りは、下の民家の屋号から「大作道」と呼ばれている。国道から25分で三郡山と安房高山の分岐となるので、ここを右に行く。倒木はあるものの、5分で林道横尾線へ出る。ここに「高山」「大作」の白い標識がある。

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08年1月23日 23,525
集落入口の高札風看板

【第11回 獣に道を教えられ】

(11)八丁山へ

土の道を歩く。轍(わだち)があるので、車も通るのだろう。2万5000分の1地図にも載る、立派な林道である。

横根からの郡界尾根はいく筋にも支尾根があって、山が険しい。富津・鋸南の境は横根峠で、長狭街道に出っ張るような形で、南側に張り出している。その出っ張りの南端が富津・鋸南・鴨川の3市町境の津森山である。この林道筋の尾根は、津森山と対峙するような形で、東西に伸びる。長狭街道の北側がこの八丁山尾根、南側が津森山尾根なのである。

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08年1月16日 23,725
嵯峨山の三等三角点

【第8回 スイセン眼下の尾根筋】

(8)嵯峨山へ

スイセンピークからの南東側の眺めは最高だ。富山や伊予ヶ岳、御殿山などの低名山が並ぶ。取材日は曇りで、各座の輪郭が水墨画のように浮かぶ。深山幽谷の趣きがあっていい。

富士講の石宮があるのは、この山頂から富士山が見えたからだろう。現在は登るのもハイカーだけだが、かつてはふもとからこのピークに登って、信仰の場としていたはずだ。その景色も東側は樹木で遮られている。

昨年7月連載の「房州古道を往く」では、ルート上にたくさんの石宮があり、各所が信仰の道であることが感じられたが、この郡界尾根にはここまで、そうした文化の薫りがない。スイセンピークの石宮が初めての信仰対象物である。

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08年1月12日 23,927
有料道路東側のロープ登り

【第20回】 鴨川有料道路へ コブの連続

4日目終えて

苔むした岩の香木原峠を後に、北側に出てさらに右に登る。ここから先もフタコブラクダの連続である。

正月のお飾りに不可欠なウラジロが密生していて、ウラジロの海のような場所が続く。峠から20分歩くと、山神社の石碑のあるピークになる。石も新しく最近のものだ。

ここから先は、登って降りて、登って降りての繰り返し。北側は香木原カントリークラブ。ときおりドライバーで打つボールの音が聞こえる。

尾根筋にはやぶがなく、踏み跡もしっかりしているが、何しろアップダウンが激しい。足に疲労感が漂うが、苦痛ではない。

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08年1月26日 23,942
元名海岸で内房の水を汲む

房総半島の安房と上総を分ける国境(くにざかい)の尾根。険峻な尾根がふたつの国を分かち、安房国はこの尾根によって他地域と文化を異としてきた。山好きはこの雄大な房総の屋根を「郡界尾根」と呼ぶ。その尾根に半島を横断する一筋の道があるという。記者が、2国を分かつ尾根筋を山のベテランの案内で歩いた。半島縦断ルートの房州古道(昨年7月連載)と併せてお読みいただければ、半島南部の縦横道が確認できるだろう。非常に危険が伴うルートで、一般の人が歩ける道ではない。

(文と写真・忍足利彦、題字は阿部恵泉氏)

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08年1月4日 23,962
六地蔵が安置された木之根峠

【第13回 古道の薫りの木之根峠】

(13)嶽神ピークへ

尾根歩き3日目は、富津・鴨川市境の県道富津館山線から始まる。引越集落から木之根峠を越え、郡界尾根へ入っていく。

県道沿いのコンクリート坂道を登る。最初からきつい上りである。落ち葉を踏みしめながら歩くと、左にカーブ。その先にすでに主のいなくなった農家が出る。間口5間半の立派なつくりだが、いまは誰も住んでいないのだろう。雨戸が閉ざされ、人の気配はない。この民家手前を右に登る細い道があって、この泥道を登る。しばらく歩くと「建設省」のコンクリート杭があちこちに出始める。この山道が市境であるのだ。県道から15分で、広くなった峠に出る。ここが国土地理院の2万5000分の1図にも載る古道の木之根峠である。

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08年1月18日 24,004
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