
旧日本海軍の重巡洋艦「摩耶(まや)」。川崎造船所の神戸造船所で造船され、レイテ沖海戦(昭和19年10月)で米潜水艦の雷撃を受け、沈没した。太平洋戦争開戦前から第一線に出た重巡洋艦で、この摩耶の設計に関わった技師を義父に持つ、小山琴さん(92)方=館山市南条=には、摩耶に関連する文書が残り、小山家では家宝として今も大切にしている。
ワシントン海軍軍縮条約で制限されている主力艦を補うため、旧海軍は、重巡洋艦の建造に着手する。近代化改装を前に太平洋戦争となり、各地を転戦する。
琴さんの夫・偵造さんの実父・小山健一郎さんは、昭和9年に没した。神戸造船所で設計技師を務め、摩耶の設計にも関わったという。摩耶は神戸の摩耶山にちなんでの命名で、健一郎さんは摩耶と深い関係にあった。
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館山
館山市、館山商工会議所による「市内事業所永年勤続優良従業員表彰式」が5日、館山商工会館であった。館山市内の事業所に勤務する従業員25人が表彰された。
表彰は他の模範となる勤労意欲と誇り高い愛社精神で、長年にわたり所属企業の発展に尽力し、地域経済を支える原動力である優秀な従業員に贈られる。
式典では、勤続30年以上4人、勤続20年以上7人、勤続10年以上14人の計25人が表彰された。
各受賞者は次のとおり。 =敬称略
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食育と虫歯予防に功績
「令和元年度健やか親子21全国大会」がこのほど、千葉市民会館で開催された。この席上、各種表彰があり、母子の食育や歯科保健の啓発活動に尽力している団体を表彰する「健やか親子21―8020の里賞(ロッテ賞)」の最高賞となる優秀賞を、南房総市保健推進員協議会(高梨節子会長、推進員79人)が受賞した。
同賞は、乳幼児期からの食育や歯科口腔(こうくう)保健を含む健康づくりのための啓発活動を続けている組織を表彰することで、健やか親子21と8020の2つの国民運動の推進と、親子の健康づくりにつなげることが目的。
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「市民活動に役立てて」
鴨川市でバリアフリーやユニバーサル社会の実現を目指す市民団体「鴨川未来倶楽部NEXT」(久根崎克美代表)がこのほど、「市民活動の推進に役立ててほしい」とプロジェクターとスクリーン、スピーカーを寄贈した。
久根崎代表らが同市役所を訪問し「市民の皆さんで使っていただければ」と、亀田郁夫市長に手渡した。亀田市長は「ありがとうございます。大切に、ガンガンと使わせていただきます」などと礼を述べた。
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人口ビジョン 2060年に3万人
館山市の次期総合戦略(2020年度〜25年度)と人口ビジョン改訂版の原案が固まった。人口ビジョンでは2060年に約3万人を維持する目標を設定。総合戦略では新たにSDGs(持続可能な開発目標)との関連付けなどを盛り込んだ。3日にあった市総合計画審議会で審議し、取りまとめた。
同市の人口は、15年現在4万7464人で、「国立社会保障・人口問題研究所」の推計では60年に2万6712人に減少するとされている。
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鴨川市は2日、台風15号と19号、記録的な豪雨による被害の復興対応で、亀田郁夫市長を本部長とする台風被害復興本部と、庶務を担当する台風被害復興室を設置した。
同市では被災後、災害救助法に基づき同市災害対策本部を設置。被害状況の把握、住宅の雨漏り対策、災害ごみ処理などに対応してきた。引き続き、罹災(りさい)証明の発行、道路などの公共インフラの復旧に取り組んでおり、より詳細に被害を把握し、きめ細やかな対応を展開するため、対策本部を解散し復興本部に切り替えた。
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2人以上で 最大9000円
南房総市は、台風15号をはじめ、相次ぐ災害により観光客が激減していることを受け、誘客を図ろうと、大手旅行サイト「じゃらんnet」と連携し、同市内の旅館、ホテルで使うことができる宿泊クーポンの発行を始めた。2人以上での宿泊料金に応じて、最大9000円が割引になる。今月28日分のチェックアウトまで利用できる。
同市観光プロモーション課によると、台風15号以降、観光客が大幅に減少。中でも9、10月は前年に比べてほぼ半減しているという。
観光業の復興が大きな課題となっている中、誘客に向けた起爆剤≠ニして、クーポンの発券事業を企画。市の独自事業で、観光振興対策の予算の一部を活用した。
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体風禍で生産減も出来は良好
正月飾りの縁起物とされるセンリョウの出荷に向けた作業が、特産地の館山市畑地区でピークを迎えている。台風被害で出荷量は減少が見込まれるが、全体的な出来栄えは良いという。
葉の緑に鮮やかな赤い実が映えるセンリョウは、日陰を好むため竹簾でつくった「千両小屋」で栽培される。
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館山市の長須賀第6町内会長の清水有治氏(86)が11月29日、自治会等地縁による団体功労者として総務大臣表彰を受けた。総務省で表彰式があり、2日には館山市の金丸謙一市長に表彰されたことを報告した。
自治会や町内会などの代表者を長年務め、良好な地域関係の維持などに大きな功績のあった人を表彰している。今年県内で表彰されたのは4人だった。
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被災支援や国保病院など説明
鴨川市は広報広聴活動の一環として、亀田郁夫市長ら執行部が地域に出向き、市民と膝を交える地区別の市民懇談会を開いた。4会場に計297人が集まり、亀田市長が進める市政運営などについて説明した。
「より多くの市民に出席してもらい、市政運営などに理解を深めてもらうとともに意見を募るため」(同市秘書広報室)に、定期的に開いている。
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