
県内3件目 市も協力・支援へ
観光情報の発信や地域資源を活用した旅行商品の開発などに取り組む鴨川市の鴨川観光プラットフォーム株式会社(鈴木健史代表取締役)がこのほど、観光庁の観光地域づくり法人「登録DMO」として認可された。県内では3件目。
観光地域づくり法人とは、地域の多様な関係者と共同しながら、科学的アプローチを取り入れた観光地域づくりのかじ取り役となる法人で、観光庁が平成27年に登録制度を創設。観光庁をはじめとする10の関係省庁で構成される支援チームを通じて、重点的支援の対象となる。3月31日時点で、全国で登録DMOは198件、候補DMOは97件ある。
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交通安全期間中の事故まとめ
館山・鴨川署は、春の全国交通安全運動期間中(6〜15日)の交通事故の発生状況をまとめた。両署合わせて物損事故65件(前年同期比11件減)、人身事故12件(同6件増)、けが15人(同8人増)、死亡事故はゼロだった。交通指導取り締まりでは、218件(同30件減)を検挙した。
館山署管内では、物損事故43件(同7件減)で人身事故9件(同3件増)、けが11人(同4人増)だった。交通指導取り締まりでは速度違反やスクールゾーンなどを重点的に行い169件(同11件減)を検挙した。
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前回上回る経済効果に
館山商工会議所は、3月に実施した「キャッシュレス決済ポイント還元キャンペーン」の実績をまとめた。決済回数は約8万7000件(前回比143%)、決済金額は約1億8000万円(同128%)、ポイント還元額は1300万円(同59%)となった。決済回数、金額ともに前回昨年9月の実績を上回る結果となった。
キャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んだ、地域経済を早期回復させるため、館山市とキャッシュレス決済事業者の「PayPay(ペイペイ)」、同商工会議所が連携して実施。昨年9月に1回目を、今回は還元率などを変更して実施した。
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鴨川市浜荻で、三井不動産レジデンシャルによる県内最大規模の高齢者向け住宅「パークウェルステイト鴨川」の建設が進んでいる。外観は完成し、内装を整備している段階で、7月末竣工、11月開業を予定している。
立地は、国道128号線沿いで、海抜46bの高台。施設は地上22階、地下1階で、総戸数473戸(一般居室409戸、介護居室64戸)。入居時に自立している60歳以上が対象で、契約は入居が終身にわたる利用権利方式となっている。
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活動しやすい環境づくりで
館山市消防団(吉野隆志団長)は4月から、団員と家族が、消防団をサポートする企業からさまざまなサービスを受けられるようにする取り組みを始めた。
それぞれに仕事を持ちながら、地域の安全・安心のため昼夜を問わず活動している団員や支える家族が、「地域のために活動をして良かった」と思えるようにし、地域の若者が消防団に入団しやすい環境づくりにつなげようと始めた。
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須藤さんが牧場の多角経営で
館山市安東にある須藤牧場の須藤陽子さん(57)が、国の令和2年度農山漁村女性活躍表彰の女性起業・新規事業開拓部門で最優秀賞(農林水産大臣賞)と特別賞(ふるさと未来賞)をダブル受賞した。最優秀賞受賞は、県として8年ぶりで、関係者が喜びの声を上げている。
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駅前物件で洋食店をオープン
館山市と館山リノベーションまちづくり実行委員会が主催する「リノベーションスクール」の受講生だった同市の島田孝之さん(44)が3日、JR館山駅東口の夢通りの一角に、洋食店「モンレーヴ館山」を開店した。地元の旬野菜や魚をベースに、だしにこだわった料理に腕を振るう。
同スクールは、駅東口エリアの再生を目的とし、遊休不動産の活用して事業を生み出す実践型のスクールで、島田さんは令和2年1月の1回目に参加。グループで2泊3日アイデアを熟考し、リーダーとして発表した。その後も事業化に向け物件を探し、飲食店として使われていた同所と出合ったという。
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基礎の耐震補強も施す
おととしの房総半島台風で被害を受けた、国の重要文化財に指定されている南房総市石堂の「旧尾形家住宅」の災害復旧工事が終了した。市が国や県の補助金と合わせて約4788万円をかけ、損壊したかやぶき屋根や土壁などを修理した。
旧尾形家住宅は、江戸時代の安房地域における典型的な大型農家で、主屋と土間からなる分棟型のつくりをしているのが特徴。旧所有者の尾形家は、丸山地区の珠師ケ谷の農家で、江戸時代に名主を務めていたこともあり、柱に残っていた墨書から享保13年(1728)に建てられたことが判明している。
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今度は8の字型ルートで
館山市は、市街地循環バスの実証運行を再度実施することを決め、運行事業者の募集を始めた。1〜3月の実証運行は緊急事態宣言下と重なり、平常時の利用動向をつかめなかったことが主な理由。前回の課題を改善し、より使いやすいバス運行を目指す。8月から4か月間の運行を予定している。
前回の実証運行は、JR館山駅を起終点とする南北の2ルートで1月5日〜3月5日の60日間実施。大半が緊急事態宣言下での実施となり、利用者は後半にかけて徐々に増加傾向にあったものの、総数で2771人、1便平均1・4人にとどまった。
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コロナで来園者が激減
四季折々の花を楽しむことができる館山市布沼の観光施設「館山ファミリーパーク」が、5月31日をもって閉園すると発表した。新型コロナウイルスの影響で来園客が激減し、44年の歴史に幕を閉じる。
同園は1977年、房総フラワーライン沿いの平砂浦海岸にオープン。12月から5月まで、約2300坪の広大な花畑に100万本のポピーが咲き誇り、春の房総観光をけん引する安房地域の代表施設となった。
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