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新病院の建設予定地=館山市

北条小近くに用地取得

2023年の開院目指す

徳洲会グループの社会医療法人社団・木下会「館山病院」(館山市長須賀)が、館山市の館山バイパス沿いに新築移転する計画が進んでいる。昨年11月に用地となる国有地を取得した。介護老人保健施設も併設し、地域密着型ケアミックス病院とする構想で、5年後の2023年の開院を目指している。

新病院の建設予定地は、同市北条の国土交通省館山航空標識所などの跡地で、北条小グラウンドのバイパスを挟んで向かい側。国有地売却の一般競争入札で落札、昨年11月22日に契約した。1万6667平方b。購入費は2億4000万円。

同病院は、最も古い管理棟で昭和40年建設と老朽化が進んでおり、地震、津波など災害に強い病院とするためにも、数年前から新築移転計画に着手し、用地の選定を進めていた。予定地が決まったことで、計画が本格的に動き出す。

新病院の構想案では、現病院の病床数208を維持し、新たに100床規模の介護老人保健施設も併設する。地域のニーズに合わせ、急性期から回復期、慢性期まで複数の機能を持たせた、中規模、地域密着型ケアミックス病院のモデルとなることを目標に掲げる。診療体制の充実も図りたい考えだ。

現在地より高台への移転整備で災害に強い病院とし、地域住民の一時避難所としての機能も持たせる。敷地内に地元業者を誘致するなど、地域経済の活性化にも貢献していきたい考え。周辺環境に調和した緑豊かなガーデンホスピタルの構想も描く。

今後、こうした構想を固めると共に、新病院の整備を進めていく方針。設計前の構想案段階だが、新病院は中高層の建物を想定し、建設費は80億円規模を見込んでいる。現在の病院の跡地利用は未定だという。

同病院は明治24年創設。地域に根差した病院として歩みを重ね、今年で創立127周年を迎える。現在の職員数は約300人で、病床数は一般病床148床、医療療養病床60床。内科、呼吸器内科など14診療科を備える。

竹内信一院長は「明治24年10月4日の創立以来、館山病院の持つ地域の皆さまと共に歩んできた歴史や、『支え』『支え合う』病院として活動してきた私たちの志は不変だが、病院の風貌の変化は限界にきている。この度の土地の取得は、私たち職員の悲願である新築移転に向けたスタートであり、市民の皆さまに喜んでいただける病院建設に向けて、本年度より職員一同力を合わせまい進していく所存ですので、地域の皆さまのご支援を何とぞよろしくお願いいたします」と話している。

【写真説明 ヨコ1段半】新病院の建設予定地=館山市

17年12月31日 2,291
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