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輸送前にソラマメを確認する佐野会長(左)と今井支店長

JRバス関東

館山市西岬地区の採れたて野菜を、高速バスに乗せて東京駅に直送する取り組みが、28日に始まった。JRバス関東が、同地区の地域活性化グループ「館山の恵みがつなぐ協議会」(佐野聖一会長)と提携して実施した「貨客混載輸送」の実証実験。新鮮野菜で館山のPRにつなげようという試みだ。

貨客混載輸送は、高速バスの空いた荷物スペースを活用。輸送費を抑えつつ、その日に取れた新鮮野菜を都心にダイレクトに届けられるのが特徴で、地域貢献の一環としてJRバス関東が参加を呼び掛け、都市住民との交流による地域活性化に取り組んでいる同協議会が応じた。

出荷するのは、地元のお年寄りたちが主に自家消費のために栽培している野菜。形は不格好だが、完全無農薬で安全、安心な野菜だ。

届けるのは、東京駅八重洲口にある飲食店。東京の拠点となる駅の店舗で、メニューとして提供してもらうことで、館山産の新鮮野菜のおいしさ、館山の自然の豊かさを広くアピールする。

この日は、波左間地区のお年寄り3人が、朝収穫したばかりのソラマメ約30`を出荷。休暇村バス停で、佐野会長、JRバス関東館山支店の今井信彰支店長が、袋に詰めたソラマメを荷室に積み込んだ。

佐野会長は「その日のうちに届けられるのは、高速バスならでは。館山の採れたて野菜のおいしさを都市部の人に知ってもらいたい。そして関心を持ってもらい、訪れてほしい」と期待。

今回の実証実験を経て、夏野菜出荷期には週2回の本格運行に移り、その後も季節にあった野菜を届けていきたい考え。地域の作り手の生産の励みとする思いもあり、「お年寄りの元気、地域の元気につなげたい」と佐野会長。

今井支店長は「地域のために役立つことができてうれしい。西岬のみならず、こうした取り組みが各地域で広がっていってもらえれば」と話していた。

【写真説明】輸送前にソラマメを確認する佐野会長(左)と今井支店長

4月28日20時00分 985
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