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修復作業をした地元のボランティア=南房総

地元ボランティア12人

「やっと元に戻せた」

南房総市平久里下にある真言宗智山派寺院「正寿院」近くの山林で4日、倒れたままになっていた石碑の修復作業が地元のボランティアによって行われた。

発起人は同地区の三橋正道さん(79)。5、6年前、同院役員で周辺の掃除をした際、石碑が倒れ、土に埋もれているのを見つけた。修復作業の参加者を募ったが、なかなか人が集まらず、これまで作業ができなかったという。

石碑は、山岳信仰を中心とする神道教団「御嶽教」のもの。高さ1bほどでひし形。碑文によると、「太陽講」元祖、?橋空界が明治21年11月に建立したとされる。

元の位置に固定された石碑=同

地元住民らの話によると、戦前までは年に一度、のぼり旗を立ててオコモリをしていたというが、講元となっていた住民の家で火事があり、のぼり旗などが失われてしまったため、詳しい資料は残されていないという。

今回の修復作業に参加したのは地元のボランティア12人。石碑まで入る山林の除草作業などを行った後、4、5人で碑を立て直し、セメントで固定した。

三橋さんは「やっと元に戻すことができた」と安堵(あんど)。ここ最近は、伊予ヶ岳と富山を登るハイカーらが正寿院近くを通るため、「せっかくなので石碑までの道を整備し、看板を立てたい。多くのハイカーに一目見てもらいたい」と話していた。

【写真説明】修復作業をした地元のボランティア=南房総

【写真説明】元の位置に固定された石碑=同

5月7日20時00分 699
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