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山荻お助け隊のメンバー=館山市山荻

市内初 有償ボランティア

地域支えあいのまちづくり活動として館山市山荻区(石井長太区長)で22日、買い物やごみ出しなど高齢者の身の回りの困りごとを手助けする「山荻お助け隊」が発足した。地域住民による有償ボランティアで、市内では初めて。隊員9人で活動をスタートさせた。

高齢化が進み、高齢のひとり暮らし世帯も増える中、困っているお年寄りを、地域の人が出来る範囲で手助けしようという取り組み。気兼ねなく利用できるよう有償の形とした。

豊房神余地区で策定した「地域支えあいのまちづくりプラン」に基づいて設立に動き、区の呼び掛けに9人の住民が手を挙げ、他地区に先駆けて結成された。

お助け隊では、区内の原則70歳以上のひとり暮らし、全員が80歳以上の世帯を対象に、買い物代行や家具の移動、ごみ出し、電球交換といった簡単な修理などを30分500円で手伝う。有償ボランティアだけでなく、地域の見守り活動にもあたる。

地区集会所で同日あった発会式には、隊員9人が集まり、隊長には渡邉均さんを選出。来賓であいさつした金丸謙一館山市長は「館山市のモデルになる取り組みで、行政としても支えていきたい」と期待を込めた。

高齢世帯に活動内容を説明する隊員=同

石井区長は「まだ対象世帯は少ないが、今後は増えてくる。地域で助け合う隊の活動は、地域の安心につながる」。隊長の渡邉さんは「高齢者にとってはごみ出しひとつも大変。遠慮なく、安心して頼めるようにし、地域の人が安心して暮らせる地域にしていきたい」と意気込みを話した。

隊員らの訪問を受けた対象世帯の鈴木昭治さん(90)、リエコさん(85)夫妻は、「免許は自主返納し、普段の買い物にはタクシーを使うなど不便を感じていた。地域でこうした制度ができればいいと思っていたのでありがたい。安心して暮らすことができる」と喜んでいた。

【写真説明】山荻お助け隊のメンバー=館山市山荻

【写真説明】高齢世帯に活動内容を説明する隊員=同

5月23日20時00分 667
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