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協定を結んだ(左から)三幣学長、明石学長、金丸市長、石井校長=館山総合高で

「家庭」の学び地域に生かす

館山総合高校(石井浩己校長)が、文部科学省の事業「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)」事業の今年度の新規指定校となった。家政科が3年間の実施期間で、「『家庭』の学びをコミュニティー再生に生かす地域共創人材の育成」をテーマに研究に取り組む。

SPHは、先進的な卓越した取り組みを行う農業、工業、商業などの専門高校を対象に、大学、研究機関、企業などとの連携を強化して、研究開発を行うことで、高校生に社会の変化や産業の動向に対応した高度な知識、技能を身に付けてもらおうという。社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を目的としている。

今年度は、全国から47校の応募があった。同高は、新規採択された8校のうちの1校に選ばれた。家政科が、専門学科での学びを地域や社会の課題解決に生かし、さまざまな人と協働しながら生涯にわたり学び続ける力を持った人材の育成プログラムを開発することを目的とした研究に取り組む。

敬愛大学、千葉敬愛短期大学と連携して、教育プログラムの開発に取り組む。学び合う「協働型・双方向型学習」、学びを生かす「課題解決型学習」といった指導法や専門高校での生徒の評価方法などを研究する。

また、館山市の協力で、生徒らが地域を実践の場に「まちカフェ」を運営し、誰もが安心して暮らせるコミュニティーの形成を目指す。▽減災活動▽乳幼児とその養育者、高齢者、支援を必要とした人らとの交流▽食のまちPR活動▽地域の魅力発信――といった家政科での学びを生かすことで、地域を支える生活産業のスペシャリストの育成につなげるという。

◇連携教育で4者協定締結 敬愛大・館山市 千葉敬愛短大と SPH事業に協力

指定を受け、館山総合高校、敬愛大学、千葉敬愛短期大学、館山市の4者は、「SPH事業において連携教育に関する協定」を締結した。同高で28日、協定署名式が行われた。

協定は、教育プログラムの開発、出張講義、まちカフェの運営、その他SPH事業を進めるうえで必要なことに協力する内容。4者が連携教育を実施することに合意した。

式には、敬愛大学の三幣利夫学長、千葉敬愛短期大学の明石要一学長、館山市の金丸謙一市長、同高の石井校長が出席。事業内容を確認し、協定書に署名した。

石井校長は、「敬愛大学、千葉敬愛短期大学の知見を借りて研究ができ、館山市から実践の場を提供していただき、大変心強い。子どもたちの成長のため、『誇れる学校づくり』のため、事業を進めていきたい」と話した。

【写真説明】協定を結んだ(左から)三幣学長、明石学長、金丸市長、石井校長=館山総合高で

6月29日20時00分 804
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