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モデル神社に指定された魚見塚浅間神社=鴨川

県内で唯一 推進モデル指定

鴨川市貝渚の魚見塚浅間神社(北村喜久男宮司)が、神社本庁の「過疎地域活性化推進地域モデル神社」に指定された。指定期間は3年間で、県内では同神社のみ。県神社庁と安房支部の協力を得ながら、神社を核に地域活性化に貢献していくことにしており、今月末に営まれる例大祭では、宵宮祭を復活させ参拝者を迎える。

同神社は、今年で創建400年。木花咲耶姫命を祭り、地元の富士講によって信仰が伝えられ、守られていた。江戸末期には、大先達の栄行真山が108回の富士登拝を成し遂げ、参道に建立された登拝記念碑や講碑などが、往時の隆盛を今に残している。

しかし、講の衰退によってその活動は停止。北村宮司が就任し、平成25年に宗教法人として再開するまで、長らく不活動神社の状態が続き荒廃が進んでいたが、昨年夏に社殿を改修、参道、境内の整備などが進められ、神社報を発行するなど再建した。

神社本庁では、地方の農山村における過疎化に対し、神社活動を通して活性化を図り、「個性豊かな地域社会の形成に努める」ことを目的にモデル神社を指定しており、再建までの経緯などを踏まえ、県内では同神社が選ばれた。

モデル神社指定後の取り組みの第一弾として、北村宮司の就任以来、7月31日に細々と続けてきた例大祭を「創建400年大祭」と位置付け、前夜の宵宮祭を復活することにした。

宵宮祭は30日午後5時から。参拝者には、おはらいを受けた後、御神酒、撤下品などの接待、御神符の頒布などがあり、尺八の神前奉納も予定している。例大祭の神事は31日午前10時から。

北村宮司は「モデル神社指定を受け、3か年の基礎づくりのため、地域住民や団体、行政、学校との協力、連携体制をつくる大切な年。特に例大祭は、創建400年の大祭を兼ねた重要なもので、人と神、人と人の縁を結ぶことにつながれば」などと話している。

問い合わせは北村宮司(04―7093―1657)。

【写真説明】モデル神社に指定された魚見塚浅間神社=鴨川

7月9日20時00分 520
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