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内藤医師と小林さんによるトーク=鴨川

鴨川

在宅ホスピス医の内藤いづみ医師を招いた講演会「看取(みと)りから学ぶ 命のメッセージ〜あなたはどんな人生を送りますか?〜」がこのほど、鴨川市にある亀田医療大学ミズキホールで開催された。

同市社会福祉協議会が主催、鴨川市、県社会福祉協議会が後援、同市ボランティア連絡協議会の協力で開催。同市内を中心に遠くは船橋、市川などから20〜80代の男女約130人が聴講に集まった。

講師の内藤医師は、平成7年に山梨県甲府市に内科クリニックを開業。NPO法人日本ホスピス・在宅研究会の元理事で、ホスピス在宅ケア研究会やまなしの代表を務めている。著書に「あなたがいてくれる」(佼成出版)、「いのちの不思議な物語」(同)、「しあわせの13粒」(オフェイスエム)がある。

講演では、医師として立ち会った看取りの経験などを交えながら、持論を展開。看取りにより次世代につながっていく命を駅伝に例え、「人生は長距離走。つないでいくのはバトンではなくたすきと説明している」などと語った。

在宅での臨終に立ち会った際に、家族で最も年齢が若い子どもに「人生を生き抜き、こうして命を終えた。私の書く死亡診断書は、人生の卒業証書」と言葉を掛け、死亡診断書を手渡していることなども紹介した。

会場では、ラジオやテレビで多彩な活躍を見せた故・永六輔さんを通じ、内藤さんと交流を持つようになったというフォークシンガーの小林啓子さんも登場。内藤さんとのトークで、自身が母親を看取ったことを語り、聴講者と一緒に童謡の「ふるさと」を合唱するなどした。

聴講者は「義理の両親を看取り、もやもやとした気持ちを抱えていたが、講演を聞き気持ちがスッとした気がする」「死に対する恐怖が薄くなった」「自身の最期について、心の準備をしながらも、今を精いっぱい楽しく生きていきたい」などと話していた。

【写真説明】内藤医師と小林さんによるトーク=鴨川

9月22日20時00分 483
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