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利用者を乗せる乗り合いタクシー=鴨川

公共交通の空白地解消へ

鴨川市は長狭地区で予約制乗り合いタクシーの実証運行をスタートさせた。期間は2020年3月まで。利用実績や収支状況などを基に、本格運行へ移行するかどうかを検証することにしている。

事前登録した人が、利用の電話予約をして、自宅とあらかじめ長狭地区内に設定した買い物施設、病院施設、金融機関といった共通乗降場所の間を、予約者同士が乗り合いで移動するというシステム。

同市では、既存の公共交通機関ではカバーできない、いわゆる「公共交通空白地域」に対応する新たな公共交通システムの導入について、昨年度から地域公共交通会議などで協議してきた。

今年5月に立ち上げた、長狭地区区長会や地区社会福祉協議会で構成する「地域の交通を考える長狭地区協議会」で、具体的な利用方法などを検討し、今回の実証運行に至った。

同市によると、実証運行の利用対象者は、長狭地区住民の事前登録者。運行区域は長狭地区で、共通乗降場所は買い物施設や医療介護関連施設、公共施設、金融機関など35か所。

毎週火、金曜日午前8時から午後5時まで、1台の車両を運行。運賃は移動距離の長短に関わらず、1回につき大人500円(中学生以上)となっている。市から委託を受けた鴨川タクシーが予約受け付けを含め運行する。

運行初日の利用者からは「電話でスムーズに予約を取ることができた。運賃も一般にタクシーを利用するより安く、利用しやすい金額」などと好評だったという。

同市では、地区での説明会や利用案内チラシの全戸配布などで周知を図っており「利用者登録に向けて、説明を重ねていくとともに、さらなる利用促進に取り組んでいきたい」としている。

【写真説明】利用者を乗せる乗り合いタクシー=鴨川

12月10日20時00分 701
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