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パワーポイントで説明する忍足デスク=南三原小で

海岸に小石並べ確認

地元愛への一助にと

東経140度線が学区内を通る、南房総市の南三原小学校(神子純一校長)でこのほど、緯度・経度を学ぶ授業があり、5、6年生37人が外部講師の話を聞き、海岸で実際に140度線に小石を並べてマーキングした。

同市内には旧丸山町時代に設置された「北緯35度線最東端」の看板がある。フラワーライン沿いで、その少し北東側の同市和田町白渚には「東経140度本土最南端」の地がある。ここは同校の学区内。

こうした地理的条件を踏まえて、子どもたちに地元を愛してもらおうと、緯度・経度を学ぶ授業が企画された。

座学では、房日新聞社の忍足利彦編集部デスクが出講。40分1コマの授業で、「緯度・経度って何だろう 楽しい地図の世界」のテーマで学んだ。

忍足デスクは、パワーポイントを使い、全国紙(朝日、毎日、読売)に掲載されている天気図には、東経140度線がはっきり書かれていることを伝えた。そのうえで、地球上には見えない緯度・経度が引かれ、GPS(全地球測位システム)は、衛星からの電波を受けて、この緯度・経度を勘案しながら位置情報を出していることなども指導。

海岸にマーキングされた140度線=南房総

自身が若いころ、バイクで日本中を旅した写真も紹介。北海道中頓別町で撮影した「北緯45度通過地点」、佐多岬で撮った「北緯31度地点」の看板写真などを表示し、「緯度・経度の数値は、地球上の存在地点の目印になっており、整数ぴったりの緯度・経度地点は、非常に印象が深い」などと伝えた。授業の最後では、学校の位置情報も伝え「北緯35度1分40秒8、東経139度59分24秒0」であり、東経では限りなく140度に近いことも教えた。

この後、児童らは海岸道路を歩いて、三原川河口近くの白渚海岸へ。クジラのモニュメントがある辺りが140度線の最南端で、実際にGPSで計測した地点に、海岸の小石を並べて、自分たちで東経140度線の位置を実感した。

現地で指導した、地元の辻貞夫さんは「自分が大切と感じる宝物を探そう」と語り掛け、自分たちの住む場所を深く知り、愛することの重要性を訴えていた。

【写真説明】パワーポイントで説明する忍足デスク=南三原小で

【写真説明】海岸にマーキングされた140度線=南房総

18年12月26日 806
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