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実習生を乗せて出港する千潮丸=館山港で

船は出て行く 激励受けて

館山総合高校(石井浩己校長)の専攻科1年生1人と海洋科2年生10人を乗せた県の実習船「千潮丸」(約500d、早川哲生船長)が17日、館山市の館山港から出港した。実習生の家族や友人らの見送る中、五色の紙テープをたなびかせて、船舶実務の実習のために大海原へ船出していった。

3月7日までの50日間、遠洋航海しながらマグロはえ縄漁の操業実習や生物調査、船舶や機関の保守点検などの実務を船上で学ぶ。国際感覚を養う目的で、ハワイのホノルル港にも寄港する。

出港式で石井校長は「これまで培ってきた学びと仲間との協力で、試練を乗り越えられるはず。太平洋のど真ん中での経験を刻み込んで帰ってきてください」などと、激励。同校生徒会長の吉田あみさん(2年)は見送る生徒を代表して「皆さんが50日間元気に過ごし、成長してまた会えることを心待ちにしています」とあいさつした。

早川船長は「今回の実習は、平成最後という節目。安全で成果のある実習にしたい」と力強く語った。実習生を代表して宇山飛雅さん(2年)が「11人と少ない人数ですが、皆で協力して頑張ってきます」と爽やかに宣誓。家族や友人に「行ってきます」「頑張ってくるよ」などと言葉を交わしながら船に乗り込んでいった。

同校の吹奏楽部による演奏の中、出航。五色のテープをたなびかせて、港を離れていった遠のく船に向かって見送る人らが大きく手を振って、名前を呼んだ。目に涙を浮かべて手を振る家族の姿もあった。

青木史哉さん(2年)を見送った母親の暁子さんは、「心配で寂しい気持ちでいっぱい。帰ってくるのを楽しみに待ちたい」と話した。

【写真説明】実習生を乗せて出港する千潮丸=館山港で

1月18日20時00分 793
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