ニュース » 記事詳細

初日は大学教授講演も

房州地方と江戸・東京との交流にスポットをあてた館山市立博物館の特別展「房州と江戸・東京―海を行き交う人・モノ・文化―」が、あす2日から始まる。3月17日まで。初日には大学教授による講演も予定されており、多くの来場を呼び掛けている。

江戸に幕府が開かれ大都市となると、海路でつながる房州地方は江戸と密接なかかわりを持つようになり、商品流通や観光、教育、文化などの様々な面で交流があったという。

特別展では、江戸時代から明治時代に、館山を中心とする房州と大都市江戸・東京がどのように関わってきたのかを、多彩な約100点の資料を展示し、紹介する。

展示品の一つ「三代歌川広重画『大日本物産図会 安房国水仙花・同さんま網之図』」(明治10年、同館所蔵)=写真=は、全国の名産品を紹介した浮世絵で、安房からは水仙とサンマ網漁が選ばれている。水仙は切り花、サンマは塩漬けにして東京に出荷されたとあり、明治期の房州と江戸との関係をうかがい知ることができる資料。

そのほか、房州出身の彫工・後藤義光や武志伊八郎(波の伊八)らを含む江戸の彫工たちの子弟関係を示す「彫工世系図」(東京国立博物館所蔵)を同館で初めて展示する。

講演会は2日午後1時半から。講師は、近世〜近代の流通や地域経済が専門の青山学院大学経済学部教授の落合功氏で、演題は「近世における房総―特に安房、交流と地域―」。参加無料で、定員は80人。当日先着順。

会期中は講演会のほか、学芸員による展示解説会(2月16日、3月2日でいずれも午前1時半から。参加無料だが展示観覧料が必要)、ワークショップ「海をめぐる旅オリジナルガイドブックをつくろう」(3月9日午前10時から、参加無料)も予定されており、参加を呼び掛けている。

観覧料は一般500円、小中高生300円。問い合わせは、市立博物館(0470―23―5212)まで。

1月31日20時00分 693
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved