ニュース » 記事詳細

南房総市は、市内の漁協が取り組んでいるアワビの稚貝放流事業に対して行った、ふるさと納税制度を活用したガバメントクラウドファンディングによる寄付の実績をまとめた。寄付件数は90件、寄付額は362万7000円となった。

市内で採れるアワビは、全国の市場で取引されているが、昭和42年をピークに漁獲量は減少。内房、外房の漁協などは、資源の維持・増大を図ろうとさまざまな取り組みを行っている。

中でも東安房漁協では、アワビ漁場の造成を展開。漁場を3か所に分け、1年に1か所ずつ稚貝を放流し、3年間の育成期間を設けて収穫・放流する「3年輪採方式」を行い、一定の水揚げを保っている。

この方式を含め、市内での稚貝放流事業は、国や県、市からの補助金を元に行っていることから、今後に向けた財源確保、資源の維持、安定供給を図ろうと、クラウドファンディングによる寄付を募った。平成28年度に続き、2回目。

トラストバンクが運営するポータルサイト「ふるさとチョイス」内で寄付を募った。1回2000円以上で、「活きアワビ」などの返礼品も用意し、昨年11月16日〜今年2月28日(105日間)を期間に募ったところ、目標額(300万円)を上回る、362万7000円が集まった。

寄付は、稚貝を育てるための飼料代や設備の維持管理などに充てることになっており、担当の市企画財政課では「今回で課題が解決したわけではないので、今後も継続し、水産資源の確保と海産物のPRを合わせて全国に周知していきたい」としている。

4月13日20時00分 357
Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved