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家族らに見送られ出港する第一安房丸=南房総

南房総市の富浦漁港を母港とする大型サンマ船「第一安房丸」(120d、黒川義明漁労長ら15人乗り組み)が16日、北海道沖のロシア200海里水域でのサンマ漁に向けて出港した。家族ら大勢の見送りを受けながら北へ向かった。

サンマ漁は、10日の小型船の棒受け網漁を皮切りに解禁になったが、水揚げはほどんどない記録的な不漁≠ニなっている。

黒川漁労長によると、海水温が高く、イワシやサバが沿岸にいるため、「サンマの魚群が遠く、回遊の時期も遅れているのでは」という。

漁獲量は少ないとみられているが、「海のことなので状況は変わってくると思う。いい魚群に巡り合い、秋の味覚を楽しんでもらえるよう、たくさん取りたい」と意気込んだ。

出港前には、漁港荷さばき場で壮行会が行われ、岩井富浦漁業協同組合の鈴木直一組合長や来賓の石井裕市長たちが「県南にたった1隻しかないサンマ船として、使命感を守るためにも乗組員一丸となって頑張って。サンマ大漁のニュースを聞かせて」などと激励した。

これに対し、黒川漁労長は「令和という新しい時代の一ページを実りあるものになるよう、乗組員一丸となってまい進したい」と応えていた。

万歳三唱の後、乗組員が乗船。五色のテープや大漁旗がはためく中、出港。「いってらっしゃい」「気を付けてね」と家族ら大勢の人に見送られていた。

第一安房丸は銚子船などと船団を組み、12月ごろまで操業し、終了次第帰港する予定。

【写真説明】家族らに見送られ出港する第一安房丸=南房総

8月16日20時00分 919
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