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再生が行われる平磯・千田の護岸の絵画=南房総

地元団体が実行委立ち上げ

南房総市千倉町の川口区〜大川区の市道約1・4`の海岸護岸に描かれている壁画を再整備しようと、地元の関係団体でつくる「ちくら海の壁画再生美プロジェクト」実行委員会が立ち上げられた。このほど第1回会議が開かれ、実施計画を協議。区間を3つに分け、今年度は10月中旬ごろから平磯・千田の区間の再生≠ノ取り組む。

壁画は、旧千倉町が平成2〜3年の2か年をかけて、町の観光リゾート地としてのイメージアップを図ろうと、「絵のある道路整備事業」として、国のふるさと創生1億円事業を活用して行われた。

旧町内の小中学生からデザインを募集し、塗装業者が縁取りを描き、児童生徒たちが色付けし、完成させた。魚をはじめとした海の生き物や海のレジャー、海女などが描かれた。

完成から30年近くが経過し、劣化が激しくなったため再整備することで、新しい観光資源をつくり出し、地域の魅力を向上しようと、市が推進している市民と行政による「協働のまちづくり事業」として取り組む。

実行委員会は、地元の区長や事業者、地域づくり協議会「きずな」、子ども会育成会、イラストレーターの山口マオさんら有識者12人で組織。山口さんや市内で活動するアーティストら5人で、デザインや作業方法を検討する作業部会も立ち上げられた。市の建設課管理係と市民課市民協働グループが事務局となる。

第1回目の会議では、実行委員会の会長に「きずな」豊山会部会長の鈴木国雄さん、作業部会の会長に山口さんが選任された。プロジェクト名は、美しい壁画を再び整備しようと「再生美(さいせいび)」と名付けた。

整備する護岸は、▽川口工区(370b)▽平磯・千田工区(477b)▽大川工区(580b)の3工区全長1・4`――。今年度は、このうちの平磯・千田工区の整備に取り組むことを決めた。デザインは10月中に決める方針で、今年度中に同工区の完成を目指す。他の2工区は来年度以降の整備となる。

現在描かれている絵は消すことになるが、当時の目的である「観光リゾート地としてのイメージアップを図る」を踏襲しながら、新しい映える*」力的なデザインにしたいとしている。

実行委員会では「地域の人にとっても訪れる人にとっても、魅力的なスポットとなるように、良いものをつくりたい」と話している。

【写真説明】再生が行われる平磯・千田の護岸の絵画=南房総

8月22日20時00分 683
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