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イチゴを選別する生産者ら=館山

珠玉の7箱

皇室に献上する館山産イチゴの選果式が21日朝、JA安房館野支店であった。昨年は台風で大きな被害を受けたが、JA安房いちご部会館野支部(大多和斉組合長・生産者9軒)の生産者らが、苦労して育てたイチゴから厳選。7箱(28パック364粒)に箱詰めし、同日三笠宮家にお届けした。

大多和組合長によると、昨年の台風15号ではビニールハウスの倒壊など大きな被害があり、作付面積自体も約1割減、定植が2、3週間遅れ、その後の台風19号、豪雨でも被害を受けたという。

そうした影響でイチゴの量は少ないが、甘みやつやなど出来栄えは「例年並みにおいしくできた」と大多和組合長。

献上した品種は紅ほっぺで、この日は各生産者らが前日収穫した大粒イチゴ約600粒を持ち寄り、形、色、つやが優れた粒を一つ一つ選び抜き、パックに入れて箱詰めした。

イチゴの皇室献上は、昭和34年に秩父宮妃殿下が同市に訪れたのを機に翌35年から始まり、秩父宮家から現在の三笠宮家と引き継がれており、今年で60回目。

大多和組合長は「献上は生産者にとって励みでこれからも続けていきたい。災害を乗り越えて一生懸命育てたイチゴ。館山の早春の味覚を味わっていただきたい」と思いを語っていた。

【写真説明】イチゴを選別する生産者ら=館山

20年1月21日 1,012

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