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鴨川松島(鴨川)

「チバニアン」が地質時代の名前に決定したのを祝うとともに、県内の地層への興味関心をより高めようと県教育委員会は、「千葉の地層10選」を選定した。安房地域からは4か所が選ばれた。

安房地域から選ばれたのは▽鴨川松島(鴨川市)▽保田層群のカオス層(同)▽沼サンゴ層(館山市)▽白浜の海底地すべり堆積層(南房総市)――。

県全体では11か所で、「見学しやすい場所にある」「見どころのある特徴的な地層」などをテーマに選定。キャッチコピーも付け、見どころも紹介している。県教委のホームページで紹介さている。

保田層群のカオス層(同)

その他の地層10選は▽木下貝層(印西市)▽銚子の白亜紀浅海堆積物(銚子市)▽屏風ケ浦(旭市、銚子市)▽養老川流域田淵の地磁気逆転地層(市原市)▽上総丘陵の砂岩泥岩互層(いすみ市)▽鋸山の「房州石」(富津市)▽勝浦鵜原の黒滝不整合(勝浦市)――。

選定された安房の地層のキャッチコピーや見どころなどは次のとおり。

【鴨川松島(鴨川市貝渚)】

▽キャッチコピー=異なる岩石からなる不思議な島々▽時代=約7000年前〜現在(岩石は約4000万年前)▽見どころ=大小の島々が点在し、それぞれが異なる岩石から構成されている。千葉では珍しい火成岩が産出する嶺岡山系の地質構造や成因を暗示する

沼のサンゴ層(館山)

【保田層群のカオス層(鴨川市江見)】

▽キャッチコピー=プレートの沈み込みでつくられた混沌(こんとん)とした地層▽時代=約1800万年前▽見どころ=日本でも最も新しい新第三紀のプレート付加体(プレートの沈み込みによって海溝付近でつくられた地層)からなる。地層がずたずたに分断され、混沌とした様子を示す

【沼サンゴ層(館山市沼)】

▽キャッチコピー=縄文時代の暖かい海の様子が分かる地層▽時代=約7000年前▽見どころ=約7000年前の縄文時代の温暖期に堆積した地層。当時の館山湾内で繁栄したサンゴ礁の化石を多量に含む。サンゴの種類は約80種におよび、現在の鹿児島南部から奄美大島に生息するサンゴの種数に匹敵する

白浜の海底地すべり堆積層(南房総)

【白浜の海底地すべり堆積層(南房総市白浜町白浜)】

▽キャッチコピー=海底地すべりで破壊された地層▽時代=約200万年前▽見どころ=巨大地震による海底地すべりによって破壊された堆積層の全体像が、大規模な露頭で観察できる。地層が人家ほどの大きさのブロックに分かれ、それが上下逆さまになっている様子は壮観

【写真説明】鴨川松島(鴨川)

【写真説明】保田層群のカオス層(同)

【写真説明】沼のサンゴ層(館山)

【写真説明】白浜の海底地すべり堆積層(南房総)

20年3月7日 1,543

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