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台風の影響で前年下回る

館山市の昨年度の有害鳥獣捕獲実績がまとまった。イノシシは899頭(前年比126頭減)で、昨年9月の台風被害による影響もあり、前年を下回った。キョン、アライグマは前年より増えて、外来生物の繁殖が深刻さを増しているという。

イノシシ以外の捕獲頭数は、▽タヌキ=275頭(同1頭減)▽ハクビシン=63頭(同16頭減)▽キョン=51頭(同21頭増)▽アライグマ=50頭(同8頭増)▽シカ=15頭(同3頭減)▽アナグマ=14頭(増減なし)▽アカゲザル=2頭(同3頭減)――という状況。

市農水産課では、イノシシの捕獲について、台風の倒木などにより一時的に捕獲ができなかったことや山林の環境変化により動物の移動経路が変わったことなどが重なり、捕獲頭数が落ち込んだが、1月以降徐々に捕獲が増えており、今後とも決して楽観を許されない状況とみている。

有害鳥獣による被害額は集計中だが、地域ぐるみの対策が広まっていることからか、一部の突発的な被害を除けば農作物の被害は減少傾向にあるとみられるという。

しかし、耕作放棄地の増加とともに、被害は住宅地の周辺にも拡大しており、今後は農作物以外にも生活全般に被害が発生することが懸念されているといい、同課の担当者は「被害防止には地域コミュニティーが力を取り戻すことが一番の対策。農家だけの問題で済ます段階は過ぎた。住民全体で情報と問題を共有して対策に当たってほしい」と語っている。

5月25日20時00分 801

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