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夕日桟橋の拡充にも

館山市は、民設民営を目指した公募が不調に終わった食のまちづくり拠点施設について、公設民営での整備を検討する。「前澤友作館山応援基金」を活用して、民間事業者の公募要項などの策定に取り掛かる。また、館山夕日桟橋の整備拡充の際に、市が支出する負担金にも同基金の一部を使うことも決めた。いずれも29日の市議会全員協議会で公表した。

同基金は、前澤友作氏がふるさと納税で寄付した20億円で創設。すでに新型コロナウイルスの市独自の緊急経済対策の財源に活用されているが、今回は前澤氏が寄付目的とした観光振興に関する事業に使い道を定めた。

食のまちづくり拠点施設は、「館山まるしぇ」が定期開催されている同市稲の市有地を中心とした敷地に、農水産物の直売、加工をし、飲食、情報、体験もできる施設を整備する計画。

市では、平成27年度に基本設計を策定し、28年度に民設民営での整備を目指して民間事業者を公募したが不調に終わり、施設整備の計画は中断していた。

今回は、公設民営方式での整備を目指して、民間事業者の公募に向けた要項などの策定を実施することになり、前澤基金を活用して策定支援業務の委託料198万円を6月議会に提案する補正予算案に計上する。

不調に終わった民設民営の公募では、民間側にとってゼロからの整備では採算性の確保が課題として指摘されたことなどを踏まえ、公募要項策定業務の中で、具体的な整備・運営の手法や条件面などを検討していく考え。12月の策定を目指している。公募開始や整備時期などは未定。

一方、夕日桟橋については、現在道路部分が1車線で先端岸壁部分も狭いため、客船の乗客を送迎する大型バスの待機、転回などに支障があり、市では、当初策定された港湾振興ビジョンで示されている規模への整備拡充を港湾管理者の県に要望しており、事業が実施された際の市の負担金(総事業費の16・85%)に前澤基金を使うこととした。

当初のビジョンで、道路部分は2車線で、先端部分は幅30b、長さ240bで、プレジャーボートなどが係留できる小型桟橋も3基設けられる構想となっていた。

6月2日20時00分 891

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