ニュース » 記事詳細

1次避難所は学校中心に

鴨川市は、南房総地域に甚大な被害をもたらした昨年の台風15、19号、豪雨に関する災害対策本部機能を検証し、地域防災計画の改定に向け課題などをまとめた。合わせて、風水害時の一時避難所を見直し、避難所の運営、手順に新型コロナウイルス感染症対策などを盛り込んだ。

今後の災害対応に役立てようと、昨年12月2日に設置した台風被害復興本部で実施した。地域防災計画を改定するための基礎づくりの観点から、同計画「風水害編」の構成に沿って、計画内容と実際を比較。対応の問題点や同計画の改善箇所、今後の課題を、編、章、節ごとにまとめた。

災害応急活動体制の配備体制では、災害対策本部を設置した後、災害警戒本部に切り替え、再び災害対策本部を設置した経緯に触れ、対策本部が設置されていない間、各班が効率的に機能していたとはいえないことを課題とし、改善点として、市全体の被害状況の把握に努めることで、正確な情報に基づいて体制を決定すべきと指摘している。

並行して、1次避難所を見直した。施設のキャパシティーが不足して多くの避難所を追加開設したこと、不便さなど運営に対し、避難者や従事職員からさまざまな指摘、意見が寄せられたことを反省。

過去最多の避難者数となった台風19号の981人を想定し、施設の安全性、危険箇所の有無、受け入れ規模、洋式トイレの有無、駐車スペースなどを点検。1次避難所を、これまでの公民館など12施設から、学校を中心とした8施設に変更した。

これに合わせ、避難所の床対策として、ジョイントマットの調達、授乳・静養スペースなどの確保、ペット同伴も受け入れ可能な避難所2か所なども設定した。

また、新型コロナ対策として、安全な場合は自宅にとどまることや知人宅への分散避難の呼び掛けをはじめ、避難所における手指消毒、マスク使用など基本的な感染症対策の徹底、3密を回避するために避難スペースを広く取ること、静養スペースとして教室や簡易テントの使用なども盛り込んだ。

検証結果については、同市ホームページなどで公開している。

6月16日20時00分 673

各ページに掲載の記事・写真・図表など無断転載を禁じます。著作権は房日新聞社または情報提供者に属します。

Copyright (C) 2007 Bonichi. All Rights Reserved