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29日に閉館する「サテライト鴨川」=鴨川

跡地はごみの中継施設に

鴨川市上小原にある千葉競輪の場外車券売り場「サテライト鴨川」が、29日に車券の販売を終了し廃止となる。跡地には、老朽化している同市の清掃センターに代わる可燃ごみを市外に搬出するための中継施設が整備される。

嶺岡山系に囲まれ、大山千枚田に隣接するサテライト鴨川は、自然の落ち着いた雰囲気の中で白熱したレースが楽しめるとして平成14年6月に開業。鉄骨造り2階建てで敷地面積は約2万平方bを有し、施設内には220インチのプロジェクター2式や特別観覧席などがあり、これまでの総来場者数は180万人以上、ピーク時には1日約530人が訪れていた。

開業から今までの車券売り上げは約360億円。これまでに売り上げの一部約2億8000万円を環境整備費として鴨川市に納入しており、地域福祉や文化振興、スポーツ振興などの基金に積み立てられ、道路整備などにも役立てられてきた。

跡地に建設されるごみの中継施設の完成予想図

しかし近年、娯楽の多様化やネット投票などの普及により、来場者はピーク時の半分以下に。27年度には、千葉競輪の廃止問題が浮上。存続が決まったものの客足は戻らず、場外車券場としての事業の継続などについて検討がされていた。

同市が、ごみ焼却施設の清掃センターの老朽化により、ごみ処理の外部委託と、そのための中継施設の建設計画を打ち出したことを受け、昨年12月の施設整備と運営事業の公募型プロポーザルに、同社など3社で構成する「エコセンター鴨川」が、駐車場を含めた用地の利用を提案し選定された。

亀田進代表は「勝手な事情で閉館することになって申し訳ない。今まで親しんでくれた来場者らには感謝します」と話している。車券の販売は、29日までだが、払い戻しについては11月30日まで行うという。

【写真説明】29日に閉館する「サテライト鴨川」=鴨川

【写真説明】跡地に建設されるごみの中継施設の完成予想図

9月7日20時00分 965

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