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白塗りされた海岸護岸=南房総

市道1・4`を白塗りへ

南房総市千倉地区の市道の海岸護岸に描かれている壁画を再整備する「ちくら海の壁画再生美プロジェクト」の活動が再始動した。昨年の台風被害や今年の新型コロナウイルスの影響で延期されていたが、制作に向けて護岸の白塗り作業が9日から始まった。今月中に白塗りを終え、壁画制作がスタートする予定。

千倉地区の川口区〜大川区の約1・4`の海岸護岸に描かれている壁画は、旧千倉町が平成2〜3年に町の観光リゾート地としてのイメージアップを図ろうと、「絵のある道路整備事業」として、国のふるさと創生一億円事業を活用して描かれた。

旧町の小中学生から絵柄を募集し、塗装業者が縁取り、子どもたちが色付けし、魚をはじめとした海の生き物や海のレジャー、海女などがデザインされた。

しかし、30年近くが経過し、劣化が激しくなったため再整備することで、新しい観光資源をつくり出し、地域の魅力を向上しようと、市が推進している市民と行政による「協働のまちづくり事業」として取り組むことになった。

活動に向けて昨年、地元区長や事業者、地域づくり協議会「きずな」、子ども会育成会、イラストレーターの山口マオさんら有識者12人で実行委員会が組織された。

整備する護岸は、▽川口工区(370b)▽平磯・千田工区(477b)▽大川工区(580b)の3工区全長約1・4`。今年度は、平磯・千田区の整備を予定。他の2工区は次年度以降の整備を計画している。

制作に向けて、9日からは下地準備として護岸の白塗り作業が始まり、今月中から壁画制作を行う予定。護岸には、地元にゆかりのあるものや、地元アーティストなどの作品が描かれるという。

実行委員会では「30年前の子どもたちの思い出が詰まっている壁画なので、その思いを引き継ぎ、地域の活性化につながる名所にしたい。地域が台風やコロナで疲弊しているので、地域が元気になれるよう、復興の象徴にもしていきたい」と話している。

【写真説明】白塗りされた海岸護岸=南房総

9月12日20時00分 2,626

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