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高校生「この海を守りたい」

館山の海の素晴らしさを伝え、自然環境について考えるシンポジウム「里海博2020」が23日、館山市の館山商工会館で開かれた。豪華キャストのトークショーや、館山総合高校の物販、ウミホタル観察会など多様な催しを通じて、参加者が楽しみながら課題に触れた。

沖ノ島を中心に海辺のエコツーリズムを実践するNPO法人たてやま・海辺の鑑定団(竹内聖一理事長)の主催。シンポジウム形式のイベントは今年で3回目となった。

会場では、同校家政科生徒が考案したアイゴを使ったミニ弁当「愛ご丼」や海洋科の製作したクジラの缶詰などを販売。ウミガメなど海洋生物の保全に取り組むNPO法人エバーラスティング・ネイチャーの岩井千尋さんが「ウミガメの生態と海洋ゴミの話」、岸壁幼魚採集家でタレントの鈴木香里武さんが「館山の漁港は幼魚パラダイス」と題して講演。幼魚の採集方法を分かりやすく解説した。

その後、メインのトークショーでは、大房岬自然公園の神保清司所長をコーディネーターに、4人の活動家と館山総合高校の生徒4人が登壇。海洋環境専門家の木村尚さんのビデオ出演を交えながら、「海があるって素晴らしい」をテーマに意見を交わした。

課題については、竹内理事長が、産卵や稚魚生育の役割を担う海草「アマモ」が激減していることを報告。温暖化を背景に、年中海草を食べるアイゴの増加や海藻が春に枯れる問題も挙がり、「絶妙なバランスで成り立ってきた海が変化を起こしている」と鈴木さん。「楽しいこと、ワクワクすることから一人でも多くの人と力を合わせて解決に向け活動していきたい」と参加者を励ました。

登壇した同校海洋科2年の神澤翔冴さんは、「授業で沖ノ島周辺を潜り、こんなに美しいのかと感動しました。この海を守るためにできることを精いっぱいやっていきたい」と思いを語っていた。

11月26日20時00分 651

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