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到着したミツバチの状態を確認する尾形さん=館山

本格的な冬の到来を前に、東北地方の養蜂業者が、ミツバチの巣箱を載せて続々と房州地方を訪れている。ミツバチが温暖な地で越冬し、春から健康に働くようにするためだ。30日には青森県の業者によって、館山市内の山間部に巣箱が次々と運び込まれた。

受け入れの窓口役となる同市八幡の「ひふみ養蜂園」の尾形玲子さんによると、県内では約60業者が、1万箱(1箱に約2万匹)分のミツバチを越冬させる。中でも温暖な鋸山以南の安房地域が、ほぼ半数を占めるという。

30日は、青森県八戸市の「ひふみハニーファーム」(一二三ゆう子代表)が、同市作名や神余、山本など3か所に200箱の巣箱を運び入れた。

青森ではすでに雪も降り、スケートリンクの氷もきれいに張っているというが、この日の館山は小春日和。ブンブンと羽音を響かせ、元気に飛び交うミツバチに「暖かい気候できっと喜んでいると思います」と尾形さん。房州に移ると女王バチが春と勘違いし、産卵して少し数が増えるそうだ。

ミツバチは、南房総ではサザンカ、ツバキ、ナノハナなどさまざまな花の蜜で栄養を蓄え、春の大型連休前に北国へ。道中で県内ではナシ、福島や山形のサクランボ、青森ではリンゴの花粉交配の役割も担う。

【写真説明】到着したミツバチの状態を確認する尾形さん=館山

11月30日20時00分 667

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