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オンラインで行われた報告会

館山のNPOと連携チーム

館山市の生産者などでつくるNPO法人南房総農育プロジェクト(岩槻伸洋理事長)が支援先に選ばれた、認定NPO法人サービスグラント(所在地・東京、嵯峨生馬代表理事)が提供する地域解決型の事業支援「ふるさとプロボノ」の全4か月の事業期間が終了した。20日に、今年度に選定された全国15団体を支援した各チームが、オンラインで報告会を行い、館山のNPOの支援チームも成果を共有した。

プロボノとは、分野を超えて職業上のスキルを無償提供し、社会貢献する世界的な取り組み。同認定NPOは国内の先駆けとして、平成21年に設立された。

ふるさとプロボノは、普段、都市圏で活躍する企業人が、農山漁村などの団体を支援する活動。南房総農育プロジェクトは、農業研修や移住促進で、地域コミュニティーの活性化を目指す「農業研修プログラム」で応募したところ、今年度事業に選ばれ、昨年10月に事業に取り掛かった。

都内のメーカーや教育関係者ら5人がチームを組み、団体側の「どこの誰にどのように参加者を募れば良いのか分からない」といった課題に対し、20回以上に及ぶオンラインミーティングで具体的方法を検討してきたという。

最終的な報告書では、「新たにゼロから集客も含めたプログラムを開設するのではなく、既存の集客力のある窓口の研修先に採択されるプログラムをつくる」といった逆転の発想で提案があった。

すでに各地で新規就農や移住の取り組みが展開されており、集客には多くのコストがかかることや、プログラムの充実化に労力をかけ、信頼できる窓口で紹介されることで、より効果的に「担い手の獲得」につなげることができる、という報告に団体メンバーも納得。目標とすべき窓口も決まり、来年度の採択に向け、3月以降の具体的なスケジュールも定めた。

20日の報告会では、全国から約200人の関係者や関心のある人がオンラインで参加し、今年度の総括や15団体を4グループに分けて発表した。

岩槻理事長は、「本業の傍らで濃密なアイデアをまとめてくださって感謝。コロナ禍で団体の活動がゼロという中、大きな実績となりモチベーションも維持できた。目標が決まったので、着実に進めていきたい」と話していた。

【写真説明】オンラインで行われた報告会

2月23日20時05分 421

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