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タイトル:南房学園で時事問題 本社編集次長が2時間講義
掲載日時:2018年05月30日(水曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=12251

時事問題をテーマに語る忍足次長=南房学園

36人に「地方の生き残り」

県生涯大学校(総長・森田健作知事)の南房学園(館山市北条、児玉晟二学園長)で22日、時事問題をテーマにした講義があり、房日新聞社編集部の忍足利彦次長が出講。「地方が生き残るには」と題して、休憩を挟んで2時間ほど時事問題を語った。

週1回のペースで学習している。この4月にスタートした健康生活学部の1学年で、今回は教養科目として36人が受講した。

忍足次長は、A4判サイズのレジュメ5枚を配布。鋸南町の人口推移のデータを引き、死亡が出生を大きく上回っていることを伝え、「全国の地方で、同じことを起きている」とまずは現状分析。

そのうえで求められているのは移住者対策だが、空き家バンクの活用も思うように進んでいない自治体の実態も話した。国土交通省の地方向け「コンパクトシティー」施策が起死回生を狙うものの、富山市(串団子型)のような成功例もあるが、青森市はかえって空洞化が進み、失敗例があることも示した。

総務省の「地域おこし協力隊」の実例も俎(そ)上にあげ、人件費が特別交付税に含まれた協力隊員が各地に入り込み、地域おこしに協力している現実を取り上げた。「政府も金を出すだけでなく、こうして地方に人材を送り込んでいる。この協力隊のメンバーがこれから数年、どう活動していくかに、地方の浮沈もかかっている」などとまとめた。

講義の合間には、忍足次長が最近出演したテレビの教養番組「ミステリアス・ジャパン」(BSジャパン)の「鋸山編」のDVDが流され、地元にも貴重な歴史資源、文化資源があることも付け加えた。

【写真説明】時事問題をテーマに語る忍足次長=南房学園

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