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タイトル:献ビワ選果式 8組合から珠玉の一品
掲載日時:2018年06月07日(木曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=12266

ビワを審査する審査員たち=JA安房富浦支店

天皇陛下に南無谷の「大房」

房州枇杷組合連合会(小川貞夫会長)による「献上枇杷選果式」が7日、南房総市のJA安房富浦支店で開かれた。連合会傘下の8組合が珠玉の一品を出品。審査の結果、栄えある天皇陛下献上品には南無谷枇杷組合の「大房」が選ばれた。きょう8日に関係者が宮内庁、東宮御所を訪問し、皇室に献上する。

県特産品の房州びわの皇室献上は、明治42年6月20日に富浦町南無谷の木村兼吉氏によって始められ、第二次世界大戦中の一時期などを除いて続けられていて、今年で104回目となった。

小川会長は「房州びわはブランドだという誇りを持って、これからも生産に励みたい」とあいさつ。今年のビワは、昨年10月の台風による塩害や冬場の低温、今年2月の少雨、4月の高温により、作柄は例年の6割程度で小ぶり傾向だが、味は日照が多かったため近年にない甘さだという。

選果式には、各組合が丹精した4Lサイズのビワ24粒を杉の正目の特製木箱に入れて出品。県農林総合研究センターの斉藤研二センター長ら9人が、粒のそろい、色つやなどを厳しく審査した。

審査員長を務めた斉藤センター長は「どれも素晴らしいビワで甲乙つけ難かった。生産者の熱意を感じた」と講評していた。

天皇陛下献上品に選ばれた「大房」を出品した南無谷枇杷組合の小川貞夫組合長は「非常に難しい状況だったが、献上品に選ばれたのは久々で、誉れであります」。

昭和32年に行啓で天皇陛下が皇太子時代に旧富浦町を訪れ、ビワを食べられたエピソードを振り返り、「ご退位が決まって最後の年なので、節目に献上できることは非常にうれしく、感慨深いです」と話していた。

審査結果は次のとおり(カッコ内は品種)。

【献上品】

▽天皇陛下=南無谷枇杷組合(大房)

▽皇后陛下=八束枇杷組合(房光)

▽皇太子殿下=多田良枇杷組合(瑞穂)

▽皇太子妃殿下=豊岡枇杷組合(大房)

【贈呈品】

▽千葉県知事=原岡枇杷組合(瑞穂)鋸南枇杷組合(大房)

▽千葉県農林水産部長=岩井枇杷組合(瑞穂)

▽安房農業事務所長=館山市枇杷組合連合会(大房)

【写真説明】ビワを審査する審査員たち=JA安房富浦支店

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