南房総安房地域の日刊紙 房日新聞 ニュース » 印刷専用ページ

タイトル:南房総 伝統の日本泳法 13人が学ぶ 丸山公民館の企画講座
掲載日時:2018年08月09日(木曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=12380

日本泳法を講義する丸山氏=南房総

講義と実演で目の当たりに

南房総市の丸山公民館による「日本泳法見学会」が7日、富浦地区の筑波大学富浦寮であり、13人が講義と実演で日本泳法の一端に触れた。日本泳法はわが国独自の水泳文化で、全国で13流派が維持されている。この日見学したのは水府流太田派の泳法で、参加者らが歴史ある伝統の泳法を目の当たりにした。

富浦地区生涯学習推進員が企画した。筑波大関係者で組織する「桐游倶楽部」が伝統を守っている日本泳法。筑波大が開いている「富浦水泳場」は今年で開場115年という歴史を持つことから、富浦寮での学習機会となった。

富浦寮内で講師を務めたのは、桐游倶楽部副師範の丸山靖氏。丸山氏は、日本泳法は徳川時代に完成していて、13流派があり、うち10流派は県や市の無形文化財に指定されているなどと述べた。泳法の大半は「平体」「横体」「立体」に分類できるが、川などで発達した「飛び込み」、忍んでいくための「潜水」、遠泳時などの「浮身」などがあるという。丸山氏は和歌山や水戸など、徳川家の支配の強い地方で独自の発達を見せているという見解を示した。

泳法を海で披露した6人=同

水府流太田派は、流祖・太田捨蔵(1831―92)が隅田川に水府流太田派道場を開いたのが起源。実用の游泳術が確立され、4代の本田存が東京高等師範学校で指導したことから、全国の学校を通じて広く国内に広まったという。日本泳法の中でも、人口が一番多いのが太田派だという。

1時間の講義後、近くの旧豊岡漁港北側の海で実演に。丸山氏が説明する中、若い泳法保持者らが実際に泳ぎ、平体、横体、立体の実際を見せた。

参加した人からは「子どものころから、ここで日本泳法が行われているのは知っていたが、こうして系統立てて学んだのは初めて。実にいい企画だった」という声も。

【写真説明】日本泳法を講義する丸山氏=南房総

【写真説明】泳法を海で披露した6人=同

動画はこちら⇒ http://www.bonichi.com/News/item.htm?iid=12381

元のページに戻る