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タイトル:「万祝」の図柄を身近に 千葉大研究室 3種類のグッズ制作・販売 館山
掲載日時:2019年07月26日(金曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=12981

万祝グッズを手にする学生や教授ら=館山

房総発祥とされる漁師の晴れ着「万祝」のデザインを身近に感じてもらいたいと、千葉大学デザイン文化計画研究室(植田憲教授)が、館山市立博物館が所蔵する万祝の型紙を使って、箸セットやクリアファイルなどオリジナルグッズを制作し、同博物館で販売を始めた。

万祝は、大漁などの祝いの席で、船主や網元から配られた漁師たちの晴れ着で、鶴や亀、松竹梅などの縁起の良い図柄が鮮やかな色彩で描かれているのが特徴。

同研究室は、市博と連携して仏像や万祝などの文化財をデジタル化して保存、活用する取り組みをしており、これまでも学生が中心となり、万祝のデザインを使ったバッグや文房具、スタンプなどを試作している。

同研究室の学生は「房総発祥の万祝。今は着る風習も、つくる人も減っているが、地域の資源として地域の人に知ってもらいたい」とデザイン活用への思いを語る。

制作、販売しているのは、箸袋に万祝の図柄を入れた「箸セット」(8本入り500円)、A4サイズの「クリアファイル」(各300円)、「サコッシュ(ショルダーバッグ)」(各1500円)の3種類。

「地域の人に分かりやすく伝えるために、身の回りにあるものに万祝の図柄を入れた」とし、地域の人々の意見を取り入れながら制作したという。

同博物館本館の他、今後、渚の駅たてやまで販売も予定。市のふるさと納税の返礼品にもラインアップされている。同研究室では「万祝はめでたい図柄なので、贈答品や縁起物として利用してもらえればうれしい」としている。

【写真説明】万祝グッズを手にする学生や教授ら=館山

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