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タイトル:関係者ら60人で振り返り 明治大の 「南房総ゼミ」
掲載日時:2019年08月11日(日曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=13008

語り合う学生と取材対象者=東京

東京で学生と交流

南房総市の人を取材して物語を創作する、明治大学情報コミュニケーション学部の「南房総ゼミ」による活動の振り返りイベントと懇親会が9日、東京都内の同大駿河台キャンパスで開かれた。取材対象者をはじめ、市職員や関係者ら60人が参加し、学生らと語り合って交流を深めた。

平成28年に同市と同大が協定を締結してスタートしたゼミ活動。同市で生まれ育った人や移住してきた人を対象に学生がインタビューし、「土地と記憶の関係」をテーマに物語を創作する。ゼミの専任講師の内藤まりこさんが、2年間のオランダへの在外研究で一時休止となることから、学生らが中心となって振り返りイベントを開催した。

冒頭で、石井裕市長が「東京への一極集中は進んでいるが、最近の傾向として、いわゆる地方に目を向ける機運を感じている。ゼミを通じて生涯忘れえぬ経験をした皆さんから、都市と地方が互いにリスペクトし合う関係を広げていってほしい」などとあいさつ。その後、ゼミの発足経緯や活動紹介があり、▽物語執筆について▽ゼミ活動の意義▽市役所と政治・行政について――の3部に分かれて、学生と取材対象者や市職員が語り合った。

学生らは「地域の課題を生の声で聞いて価値観が変わった」「都会では出会えない生き方を知った」「進路を考える大きな支えになった」とゼミが自らに与えた影響をそれぞれの視点で語り、参加者は学生の率直な意見や表現に談笑する場面も。

講師の内藤さんは「これまでゼミ活動を支えてくださった全ての方に感謝。人口が減る中、今後の日本に関心は高まるばかり。在外研究を終えて再開するときは、オランダの学生も含め国際的なゼミに展開していきたい」と、2年後の展望を語った。

【写真説明】語り合う学生と取材対象者=東京

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