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タイトル:オリジナルソング企画し平群のどぶろくに応援歌 地元の夢の酒≠ノエール
掲載日時:2019年08月26日(月曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=13033

南房総 元陸自音楽隊長が作曲

南房総市の酒税法特例による「構造改革特区」で、どぶろく製造を続ける、同市平群地区の有志が、オリジナルのどぶろくの歌をつくった。アップテンポな応援歌のような出来で、地元の夢の酒≠応援する。

房州低名山・伊予ヶ岳のふもとの平久里中で、「和光食堂」を営む、川名光男さん=同市山田=らが製造・販売している。

2年ほど前、ボランティア5人が、川名さん所有の休耕田で原料米を耕作。どぶろく醸造は初めてで、手続きの難関さもあったが「採算よりも心意気」の思いで、前へ進んでいった。

今年9月には三度目の醸造に入る見込みで、仲間はさらに増え、10人ほどで「どぶろく『伊予ヶ岳』を応援する会」も立ち上げられた。

当初は「黒子(くろこ)に徹する」としていた同会の池田一男さんが、オリジナルソングの制作を企画。自身が歌詞案を練り上げた。曲は池田さんがかつて勤務した陸上自衛隊下志津駐屯地で、高射学校音楽隊長だった矢野勝夫さんに依頼。池田さんは同学校の広報室長で、3年間、音楽隊の運用で一緒に仕事をした仲だ。

池田さんの依頼に、矢野さんが快諾。アップテンポな手書きの楽譜が送られてきた。

この楽譜を基に、房日新聞の忍足利彦特別編集委員が、歌詞を補作。さらに、鋸南町出身の音楽家、富永有里乃さんにピアノ演奏と歌の吹き込みを依頼した。富永さんは何度かの録音を経て、最終版を完成させた。

「どぶろく『伊予ヶ岳』の歌」は、全部で三番まである。地元・平群地区の地名や風俗を詠み込み、あすへ向かってステップを踏むような出来だ。

当面、インターネット上で聞けるようにするが、ゆくゆくはこの歌で、どぶろく「伊予ヶ岳」を盛り上げたいという。

どぶろく「伊予ヶ岳」に関する問い合わせは、和光食堂(0470―58―0955)へ。


どぶろく「伊予ヶ岳」の歌

池田 一男 作詞

忍足 利彦 補作

矢野 勝夫 作曲

一、高家(たかべ)の神に招かれて ぼくは産まれた

水仙(すいせん) 菜の花の 香りにつつまれて

静かな熟成期(とき)を重ねた

今朝は蔵出し 夢の濁酒(さけ)ができたよ

南房総(みなみ)の恵みを ありがとう

二、杜氏(とうじ)に手引かれ伊予ヶ岳に立てば ぼくは育った

富山(とみさん) 御殿と 低名山続く

遥(はる)か西の空から

大きく育てと 富士の山が説(おし)える

南房総の山よ ありがとう

三、祭りの濁酒飲み神輿を担ぎ ぼくは歌った

若女房 こどもに 大見栄張りつつも

平群囃子(ばやし)をたたいて

熱き魂(こころ)を 僕が永遠(とわ)に伝える

南房総の明日(あした)に ありがとう


【写真説明】和光食堂で提供されるどぶろく「伊予ヶ岳」


どぶろく「伊予ヶ岳」の歌

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