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タイトル:被災の鋸南に頼朝の縁 観光推進協と伊豆の国から苗木300本
掲載日時:2020年01月29日(水曜日) 20時00分
アドレス:http://bonichi.com/News/item.php?iid=13298

植樹する関係者ら=鋸南

植樹で広がる絆確認

超早咲き種も100本

鎌倉幕府を開いた源頼朝の縁でつながる「源頼朝観光推進協議会」(会長・大森道明鎌倉市観光協会長)と静岡県伊豆の国市観光協会から、鋸南町に早咲きのカワヅザクラの苗木300本の寄付があり、同町の保田川沿いで28日、関係者による植樹式があった。冷雨の中、関係者が苗木を植え、頼朝の縁で広がる絆を確認した。

鋸南町はカワヅザクラを「頼朝桜」と命名。町内全域にすでに1万4000本を植栽している。本場・河津町を上回る本数となり、早咲き桜の名所となっている。

その早咲き桜も、昨年の台風15号でかなりの数が倒れ、これを聞いた同協議会と伊豆の国市観光協会から苗木寄付の申し入れがあった。今回は200本のカワヅザクラに加え、伊豆の国市で偶然に発見された、さらに早く咲くカワヅザクラ品種100本の寄贈があった。

足立区立鋸南自然の家下のあずまや付近であった植樹式では、大森会長があいさつ。「協議会の総会を鋸南町で開いた際、カワヅザクラ倒木の話を聞いた。伊豆の国市観光協会とも協議し、桜の苗木寄贈が決まった。頼朝の縁で、復興に向けてお互いに頑張りましょう」と激励した。

記念の看板も寄贈された=同

伊豆の国市観光協会の林光珠副会長は「頼朝が立ち寄った鋸南町で桜が倒れたと聞き、元気になってほしいと、きょうは伊豆半島から飛んできた。超早咲きのカワヅザクラで、長い期間桜を楽しんでほしい」と語り掛けた。

白石治和町長は「町内の建物もかなり被災しているが、桜も3分の1ほどが被災した。被災直後にはボランティアの人が大勢来た。桜の寄贈も、復興も人とのつながりが大切」と、謝意を述べた。

源頼朝観光推進協議会は、伊豆の国市観光協会が発起人となり、平成24年度に発足。頼朝にゆかりのある自治体が連携し、広域で観光振興を図ろうという。鋸南町も鎌倉市のまつり行列巡行に参加し、交流を深めている。

【写真説明】植樹する関係者ら=鋸南

【写真説明】記念の看板も寄贈された=同

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