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優勝した那古ファイヤーズ

監督の思いをプレーで表現

王者マスターズの連覇阻む

館山を代表する両チームの争いとなった決勝戦は、積極プレーが身上の那古ファイヤーズが、鮮やかな先制攻撃と鉄壁の守りで、王者マスターズの連覇を阻み、4年ぶりの優勝を決めた。

〈決勝の結果〉

【館山運動公園】

那古ファイヤーズ

2000000 2

1000000 1

マスターズ

準優勝のマスターズ

(那)小柴、川名達―川名幸

(マ)石井、艫居―立倉

▽二塁打=川名達(那)

【審】渡辺勝、吉田恵、吉田茂、久保

【戦評】那古ファイヤーズが接戦を制した。

那古は初回、四球で出塁した高梨、羽山がダブルスチールで、無死二、三塁とし、内野ゴロの間に高梨が生還。さらに4番・安西の犠飛で羽山もかえり、2点を先制する。

先発・小柴は、序盤は制球に苦しむも、要所を締めるピッチングで失点1に。五回から継投した川名達は、けん制アウトを奪うなどマスターズ打線の反撃を許さず、最終回も三者凡退に抑えて優勝した。

マスターズは、初回に四死球で無死満塁とし、内野ゴロの間に1点。二回も2死二、三塁などチャンスをつくったが、得点に結びつけられず。

初回途中から登板した艫居は、力強い投球で那古のその後の攻撃を抑えたが、追加点を奪うことができず敗れた。

【写真説明】優勝した那古ファイヤーズ

【写真説明】準優勝のマスターズ

ノーサインの積極プレー 優勝呼んだダブルスチール

高梨・羽山の1・2番 那古ファイヤーズ

決勝点となる2点目のホームを狙う羽山選手=館山運動公園

高梨、羽山の1、2番コンビが、初回無死一、二塁から鮮やかなダブルスチールを成功。電光石火の速攻で、チームに優勝を呼ぶ2得点につなげた。

実は盗塁のサインは出ていなかったが、二塁にいた高梨は相手投手にけん制のそぶりがないのを見逃さなかった。「いける」。一気に三塁を突いた。

一塁にいた羽山も高梨の走塁にすぐさま反応。「もし俺が一、二塁間で挟まれても、高梨が先制のホームを踏んでくれるはず」。俊足を飛ばした。

重盗は見事成功。チャンスは無死二、三塁に大きく広がり、内野ゴロの間に高梨が先制のホーム。さらに浅めの中飛で、羽山がタッチアップ。ヘッドスライディングで相手のタッチを交わし、チームを優勝に導く2点を挙げた。

優勝を喜んでタッチする選手=同

好判断、好走塁。2人の積極プレーを引き出したのは千田監督だ。選手の自主性を重んじ、のびのびした野球を目指す千田野球=B「(盗塁に)行けたら行っていいよ。責任は俺がとる」。こうした千田監督の言葉が、三塁を狙った高梨の心を後押しした。

優勝を呼び込んだダブルスチールに、千田監督は「あれは大きなプレーだった」と絶賛。「監督の思いをプレーで表現しただけ。チームの優勝に貢献できてよかった」と、2人は笑顔を見せた。

【写真説明】決勝点となる2点目のホームを狙う羽山選手=館山運動公園

【写真説明】優勝を喜んでタッチする選手=同

〈準決勝の結果〉

【館山運動公園】

マスターズ

3001000 4

0100000 1

南総パイレーツ

(マ)角田、艫居、石井―渡辺

(南)黒政―根橋、黒川

▽二塁打=熊沢、艫居2(マ)

【審】植松、井月、渡辺勝、久保

【戦評】マスターズは初回、1死二塁で熊沢の二塁打で先制、さらに2死二、三塁で艫居の二塁打で計3点、四回艫居2本目の二塁打で出塁、それを角田の適時打でかえし、守っては3投手の継投で逃げ切る。一方、南総パイレーツは、二回に1点返した後、2死満塁と攻めたが適時打なく0点。三回以後は2安打に抑えられ、決勝進出ならず。


那古ファイヤーズ 不戦勝

やんぐまんず 棄権

15年10月5日 38,581
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