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鴨川郷土資料館 美術・信仰などテーマに 193点を展示 11日まで「富士山文化展」

2021年04月07日 03時00分

鴨川市郷土資料館の文化財センター展示室で、企画展「富士山文化展~鴨川と富士をめぐる~」が開催されている。鴨川の人々と富士山との関わりを、「美術としての富士山」「富士信仰」「鴨川のセンゲンサマ」の3テーマに分け、193点の資料で紹介。11日まで。

 

鴨川は房総半島の太平洋側にありながら、富士山の見えるスポットがあり、市内には富士と名の付く山、センゲンサマと呼ばれる富士の神が、さまざまなところに祭られている。富士山を描いた作品も所蔵していることから、企画展でクローズアップした。

 

日本画壇の巨匠、横山大観が描いた「霊峰」(同市所蔵)を3年ぶりに蔵出ししている他、日露戦争の旅順攻略戦の指揮などで知られる乃木希典が描いた色紙「富岳」、「富士山牛王」「御身抜」と呼ばれる特殊な掛け軸を展示。

 

富士登山108回を成就した安房の富士信仰の大先達、栄行真山の紹介資料で、33回から節目を成就した際の掛け軸5本と富士山拝礼図絵馬、鴨川から富士を目指した人の登山日記、富士講の絵馬なども並べ、同市内の浅間神社や浅間宮碑も写真パネルで紹介している。 「鴨川で富士山が見え、拝んでいる人がいたとは知らなかった」「近くにあるセンゲンサマの意味が分かりました」と来場者。同館では「今も残る富士信仰の姿、富士山にかかわった人々の歴史や思いを感じてもらえれば」と話している。

 

入館料は、一般200円、小・中・高校生150円、小学生未満と鴨川市民は無料。問い合わせは、鴨川市郷土資料館(04―7093―3800)へ。

 

【写真説明】11日まで開かれている富士山文化展=鴨川

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