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3種類の無線機を導入 南房総消防団 スムーズな連携・伝達に

2021年06月16日 03時00分
無線機の使用訓練をする消防団員=南房総

南房総市消防団は、スムーズな連携や伝達を図ろうと、3つの無線機を配備した。IP無線機とデジタル簡易無線、ハイブリッド機の3種類で、有事に備え活用できるように、各消防団では使用の訓練も行っている。消防団ではこれまで、防災行政無線の通信網を使って活動していたが、おととしの台風災害で大元が使えず機能が低下した状態が発生したため、解消の一つとして導入した。

IP無線機は、au携帯電話のパケット通信帯を利用するため、auの通信エリアであれば全国どこでも通話できる。また、グループを設定し、そのグループに対して同時通話できるメリットもあるという。

デジタル簡易無線は、最大5㍗で出力でき、アンテナを使うと見通しの良い場所では5㌔程度の通信が可能。また、ハイブリッド機は、IP無線機とデジタル簡易無線の両方が通信ができる。

今回は、IP無線機を24機、デジタル簡易無線は70機、ハイブリッド機は40機を導入したという。

同市は市域が広いため、消防団をつなぐ一斉送信ができる無線機としてIP無線機の導入を以前から検討しており、市内のほとんどの場所で通信が可能となっており、使用訓練でも通信状況は良好だという。

同市消防防災課では「新しい無線機の導入で、連携や伝令がスムーズになる。団員には訓練などを通して早く慣れ、広域避難所に配備している簡易無線機との通信もできるので、災害時の情報発信の手段として活用してもらいたい」としている。

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