ニュース

地域の人が一日シェフに 清澄地区 カフェ企画 鴨川

2021年06月24日 03時00分
ジビエカレーを提供する岡戸美智子さん=鴨川
提供されたジビエカレー
弁当店調理師・岡戸さんジビエ料理の魅力をPR

鴨川市清澄の工房きよすみ&カフェ(村尾佳子責任者)で20日、地域住民らが1日だけシェフを体験する取り組み「1dayシェフ」があり、同市横渚の弁当・総菜屋「みっ子ちゃんのおそうざい」の調理師・岡戸美智子さん(63)が参加。シカ肉やイノシシ肉を使った「GBEカレー」などを提供し、来客20人にジビエ料理の魅力をPRした。

1dayシェフは、同カフェが地域活性化を目的に、週末に不定期開催している取り組み。地域外の人にも清澄地区へ足を運んでもらい、住民の交流の場とすることでにぎわいを生み出そうと4月にスタートした。これまでに同市や市原市から、料理を趣味とする一般市民が参加し、地域の食材を使って思い思いの料理を振る舞っている。

「みっ子ちゃんのおそうざい」は、「地域のお年寄りに、人生の最後までおいしい料理を食べてほしい」という思いのもと、2016年の開店当初から、高齢者への弁当配達サービスを続けている店。

同サービスは低価格に設定しているため、店は主な利益を市内のイベントでの出張販売から得ていたが、コロナの影響で昨年から多くのイベントが中止に。経済的打撃は深刻だが、現在も持ち出しで同サービスを継続している。

残った収入源である日替わりジビエ弁当をなんとかPRしようと苦心していたところ、1dayシェフの取り組みを聞き、参加した。

この日は市内外から来店した20人がジビエカレーに舌鼓を打った他、イノシシ肉のメンチ、シカの内ももの焼き肉などをテークアウト。「お店はどこにありますか」「配達もしてもらえるんですか」など、岡戸さんに質問していた。

千葉市の友人と訪れた同市四方木の佐藤修さん(57)は、「ジビエの肉は全然臭みがなくて、歯応えがあっておいしい。もっと多くの人に1dayシェフを知ってもらい、市街地の人にも参加してほしい」と取り組みを応援。

東京都港区の60代女性は「天津に別荘を持っているので、清澄にもときどき足を運ぶけど、ご飯屋さんが少ないのでもったいないと思っていた。すてきな取り組みをするお店ができてうれしい」と喜んだ。

岡戸さんは「テークアウトの店は国の補助金ももらえないので、こうやって地域でPRの機会をいただけて、すごく助かる」と感謝。同カフェを運営する、清澄の地域おこし協力隊の亀谷晶子さん(50)は「コロナ禍の中で頑張っている地域の方に貢献できてうれしい」と笑顔を見せた。

同カフェは、1dayシェフの週末定期開催を目指し、参加シェフを募っている。問い合わせは同店(080―7219―4455)まで。

Ads