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館山 獣害対策への支援期待 地域おこし 協力隊員 松坂さんと山田さんを委嘱

2021年07月04日 03時00分

拡大するイノシシ被害を食い止めようと、館山市は1日、地域の獣害対策を支援する地域おこし協力隊員2人を委嘱した。任期は来年3月末までで、最長3年間。今後、地域と連携を取りながら対策に当たる。


委嘱を受けたのは、松坂義之さん(53)=これまでの住所は世田谷区=、山田聡さん(50)=同川越市=の2人。


松坂さんは、以前から獣害対策や狩猟に興味があって、昨年から東京と館山での2拠点居住の形で、有害鳥獣対策に関わっており、今後より深く地域の獣害対策に取り組もうと隊員募集に応募。


山田さんは、個人事業主としてITコンサルタントなどを手掛けている。NHKのドキュメンタリー番組や専門雑誌などで狩猟や鳥獣被害などに関心を持ち、力になりたいと手を挙げた。


同市の獣害対策の協力隊員は、これまで3月で任期を終えた沖浩志さんの1人だけだったが、今後は2人体制となる。同市の鳥獣被害対策のアドバイザーとなった沖さんや各地域の対策組織と連携を図りながら、地域ぐるみでの対策に当たっていく。


金丸謙一市長から委嘱状を受けた松坂さんは「獣害に困っている現状を目の当たりし、力になりたいと思った。より一層対策にまい進したい」。山田さんは「獣害対策は市民の安心、安全につながる仕事。地域の役に立てるよう力を尽くしたい」と意気込み。


金丸市長は「イノシシ被害は大きな問題。農作物被害だけでなく、通学路に出没するなど市民に危害を加える懸念もある。被害防止の一方で、市ではジビエとしての有効活用も考えており、2人の活躍を期待している」と激励した。


市によると、市内のイノシシの捕獲頭数は、平成27年度には195頭だったが、年々増加。台風被害のあった令和元年度は899頭といったん減ったが、昨年度は2356頭と大幅に増加した。

【写真説明】委嘱を受けた松坂さん(中央)と山田(右)さん=館山

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