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スピリッツの蒸留所開設 建築設計士大田聡さん 複合施設で交流拡大目指す 館山

2021年07月06日 03時00分

館山市の地域おこし協力隊で建築設計士の大田聡さん(34)が28日、同市北条の六軒町本通りにある空きビルを改修した複合施設「TAIL(テール)」で、蒸留酒(スピリッツ)の一種「ジン」の販売を開始した。併設するカフェ&バーやゲストハウス、シェアオフィスで2拠点生活などの交流人口拡大を目指す。

大田さんは、同市が推進する空き施設を活用して新たな事業をつくる「リノベーションまちづくり」を担当する協力隊として令和元年6月に委嘱され、3年目。

地域内外の参加者による実践型講座「リノベーションスクール」の事務局を運営する中で、「人にすすめるだけではなく、自ら一つの事例になりたい」と昨年4月に物件を取得した。

50坪の施設の1階は、蒸留所とカフェ&バー。2階はゲストハウスで、施設前のツネホステルが運営する。3階は、シェアオフィスとして地域内外の働き手に貸し出すという。

メインのジンは、都内で酒類製造を手掛ける知人と連携して、今年3月にスピリッツ製造免許を取得し、蒸留所を開設した。

通常のジンが、複数の植物で風味付けされるのに対し、1種類ごとに単品蒸留。一般的なジュニパーベリーをはじめ、地域産のサンショウ、クロモジ、レモングラス、カモミールなど19種類をそろえ、「TATEYAMA GIN」と名付けた。オリジナルブレンドは、200㍉㍑で税込み2200円。1階のカフェ&バーやオンラインで販売している。

都内で平成27年に建築事務所を開業し、自ら空き家問題の勉強会なども主宰してきた大田さん。任期中は、協力隊の仕事の傍らでの運営になるが、「任期終了後やコロナ収束後を見据えて、少しずつ認知度を高め、駅前の活性化に貢献できるように頑張りたい」と思いを語った。

カフェ&バーは、午後5時~9時で金、土のみ営業する。

【写真説明】蒸留所で商品を手にする大田さん=館山

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