ニュース

観光協会のレンタサイクルが好調 館山

2021年07月13日 03時00分

新型コロナウイルスの影響で観光産業が落ち込む中、館山市観光協会がJR館山駅で展開するレンタサイクルの利用が好調だ。6月までの利用者数は、昨年度比384%と大幅にアップしており、同協会ではサイクルツーリズムを観光の柱にしようと、新たに自転車を20台購入。アフターコロナの観光振興の起爆剤として期待をかけている。

レンタサイクル事業は、電車などで訪れた観光客の旅先での足として平成24年7月に導入。「たてチャリ」の愛称で親しまれ、平成30年には年間の貸出数が3368台と過去最高を記録している。

おととしの台風被害、それに続くコロナの感染拡大で減少傾向となったが、今年度は6月までで803台(昨年度比594台増)と盛り返している。

「コロナ禍でも昨年後半はGoToトラベルの影響もあって好調。今年も大型連休は自転車が足りなくなるほどだった」と同協会でレンタサイクル担当の小谷加菜さん。

同協会が実施している利用者アンケート(昨年12月から)によると、利用者の約5割が宿泊客で、旅行消費金額も1万円以上が約5割と消費単価も高く、レンタサイクル利用者は観光分野にとって貴重な客という結果が出ている。

サイクルツーリズムの人気を受け、レンタサイクルをはじめとした自転車の観光客は増加傾向にあり、同協会では落ち込んだ観光需要の早期回復に向けて、自転車に着目。コロナ後も見据えながら拠点整備を進めている。

これまでもスポーツバイクを導入しているが、今年度、市の補助を受け、電動アシスト付きのスポーツバイク「Eバイク」など多種多様な自転車を20台購入。さらに、駅西口の観光協会内に更衣室の設置やサイクリスト向けのホームページ作成などサイクリングファンの呼び込みに力を入れる。

自転車を活用した観光促進に小谷さんは「新しい旅のスタイルとして注目されるサイクルツーリズム。多様なニーズに応えられるよう拠点を整備することは、コロナ収束後に落ち込んだ観光産業を盛り上げる起爆剤になるに違いない」と期待を込めている。

【写真説明】観光協会のレンタサイクル=館山

Ads