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鋸山が日本遺産候補に認定される 鋸南・富津

2021年07月20日 03時00分
鋸南町と富津市にまたがる鋸山の石仏関連遺跡や石切り場跡の産業遺跡が16日、文化庁による「日本遺産候補地域」に選定された。2市町が共同で4年後の「日本遺産」認定へ向け「情報発信」や「人材育成」に取り組む。

日本遺産とは、地域に点在する文化財の把握やストーリーを一体的に整備、活用し、国内外への戦略的、効果的な発信をするための文化庁の制度。平成27年~令和2年度に国内104件が認定された。

2市町は、地域活性化を目的として令和元年度に「鋸山日本遺産認定推進協議会」を設立。同2年1月に文化庁に日本遺産の申請書を提出していたが、最終年度となる同年度中の認定はかなわなかった。

今年度から新規認定を目指す地域を「候補地域」とする制度が設けられ、昨年度の書類を精査、ストーリーを熟考し再度申請したという。

申請のタイトルは、「天空の岩山が生んだ信仰と産業~房州石の山・名勝地鋸山は自然と歴史のミュージアム~」。鋸南町側には古刹(こさつ)日本寺を中心とした大仏や千五百羅漢、富津市側には日本の近代化を基礎から支えた房州石の採掘産業遺構が残される鋸山を「石と芸術の博物館」と表現した。

文化庁によると候補地域の申請は全国20件で、「日本遺産審査・評価委員会」の審議を経て、3件が選ばれたという。

今後は、「鋸山日本遺産候補地域活用推進協議会(仮称)」を設立し、文化財審議会、地元観光協会、観光業者など官民一体となった体制を整備し、2市町共同で3年間取り組みを進めていくとしている。

【写真説明】日本寺境内の「千五百羅漢」=鋸南
【写真説明】石切り場跡の展望台「地獄のぞき」=同
【写真説明】写真2枚組

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