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JAグリーン資材館に鳥獣被害対策展示ブース 館山

2021年08月15日 03時00分
館山市安布里にあるJA安房の「JAグリーン館山店」の資材館がリニューアルし、鳥獣被害対策の展示ブースが開設された。コンセプトは「人が集まり“農”を支える鳥獣被害対策館」。鳥獣被害に関する歴史や地域の情報を広く伝え、地域ぐるみでの対策につなげていこうという。

イノシシをはじめとした鳥獣被害が深刻化する中、農業関係者らが電気柵の設置などで対策をしている。しかし、対策には地域全体での取り組みが必要とされており、子どもからお年寄りまで幅広い世代に現状を知ってもらい、意識を高めてほしいと企画した。

資材館は、約200点の農資材や鳥獣対策関連の資機材が販売されるスペースと、鳥獣対策の展示スペースを一体化した形に改装。JA安房によると、販売と常設展示が一体となっている施設は、国内で初めてだという。

展示スペースには、イノシシ被害の今と昔を模型で表したブースがある他、田畑を荒らす9種類の有害動物の特徴、遭遇したときの対処法、安房4市町での被害への取り組みなどをパネル展示、映像で紹介。

また、訪れた人が有害動物の目撃場所を地図上にシールで貼る、共有パネルなどが掲示され、鳥獣被害が増えている安房地域の身近で必要な情報がコンパクトに展示されている。

JA安房の担当者は「これまでの資材館は農業関係者しか入らないような雰囲気だったが、リニューアルを機に子どもから大人まで気軽に立ち寄ってほしい。情報を得て地域で対策をしていくきっかけになれば」と話していた。

今後は、地域の小学生らの校外学習コースへの活用なども考えており、広く地域住民へ周知を図っていきたいとしている。

【写真説明】展示ブースに立ち寄った親子=館山

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