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高度加工場利用した商品開発がスタート 南房総

2021年08月24日 03時00分
南房総市和田地区の「南房総農水連携高度加工場」を利用し、国内外での販売を視野に入れた商品開発を目的とする「勝てる商品づくり会議」が18日、キックオフした。加工場を運営する地域商社FS-Trading(寺川広貴代表)の同市丸山地区にある本社で、南房総ビジネス倶楽部(MBC)会員ら10人が参加し、「オンリーワン」の商品づくりに向け、目標を共有した。

高度加工場は、旧和田学校給食センターを改修して、昨年12月に稼働開始。農産物と海産物に分け、フリーズドライや細胞非破壊冷凍、薫製器など高性能な機器が導入され、高品質・高付加価値の商品開発が期待されている。

第1回の会議には、市内の食品加工業者や飲食店、生産者などが参加。初めに寺川代表が、「オンリーワンの商品開発を行い実売につなげる」と題して、狙いを説明した。

国内外の加工品を視察した結果、売れる商品の特徴は「ナンバーワン」か「オンリーワン」かの要素があり、ナンバーワンは大手を中心にライバルが多いことに対し、オンリーワンは、ライバルが少なくプロモーションの必要性が低い点を強調。一方、新たな視点や、どう売るかの「マーケティング」が問われるとした。

その後、参加者の自己紹介では、「房州びわ」や「キンセンカ」など地域の特産品に話題が及び、「地域のストーリーとともに販売すべき」「規模が小さい生産物が多い」などの意見も。具体的なアイデアも挙がり、次回の会議に向け、個々に商品化を進めるという。寺川代表は、「加工品を成功させた上で、生産規模を広げるという逆転した発想で農業振興につなげたい」と議論をまとめた。

総菜や加工品を製造する網代勝幸さん(51)は、「個人で購入するには難しい設備ばかりで、わくわくする。アイデアはたくさんあるので、多角的に検討して商品化したい」と意気込みを語った。

同会議は、隔月開催で12月~来年1月に都市部で実売会も予定。MBC会員以外も参加することができる。問い合わせは、FS-Trading(0470-28-4077)へ。

【写真説明】初回の会合で議論する参加者ら=南房総

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