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歳入・歳出過去最高に 館山の令和2年度決算

2021年09月02日 03時00分
館山市は30日、令和2年度の一般会計決算を発表した。歳入総額は326億7191万円(前年度比35・6%増)、歳出総額は310億7961万円(同45・1%増)で、新型コロナウイルス対応や台風被害の復興事業によって大幅に膨らみ、過去最大を更新した。

台風、コロナ前の平成30年度は歳入約182億円、歳出約174億円で、令和2年度は約1・8倍となった。決算のうち、台風関連の支出が約31億円、コロナ関連が約60億円で、台風、コロナの支出が決算額を押し上げた形だ。

歳入を見ると、1人10万円の特別定額給付金や臨時交付金などコロナ対策で国庫支出金が84億6618万円(同240%増)と3・4倍となった。

市税は58億4062万円(同0・7%増)、地方交付税は43億2593万円(同2・9%減)と少し減った。借金の市債は、台風災害復旧費、学校給食センター整備に伴い31億4640万円(同139・7%増)と大幅に増えた。

歳出では、人件費は36億8622万円(同10・0%増)で会計年度任用職員制度の施行でやや増加。扶助費は38億9万円(同0・7%増)、借金の返済に充てる公債費は18億585万円(同1・5%増)だった。

補助費は特別定額給付金、コロナ関連の補助事業によって76億2789万円(同260・8%増)、物件費は台風災害に伴う災害廃棄物処理、学校タブレット購入などで40億4449万円(同27・8%増)といずれも大幅増。

投資的経費も給食センター整備や被災住家、被災農業者支援費などで50億7968万円(同159・4%増)と膨らんだ。

歳入から歳出を差し引き、翌年度に繰り越す財源を除いた実質収支は13億5万円の黒字となった。

借金の市債残高(令和2年度末)は、182億9042万円(前年度比14億4435万円増)で、貯金の基金現在高(2年度末)は62億7337万円(前年度比3億4233万円増)で、そのうち財政調整基金は16億7481万円(同5億7821万円増)と積み増した。財政の硬直度を示す経常収支比率は95・0%で、3・7ポイント改善した。

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