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歳入・歳出は過去最大に 南房総の令和2年度決算

2021年09月05日 03時00分
南房総市は、令和2年度一般会計決算の概要をまとめた。歳入総額は345億2304万円(前年度比29・5%増)、歳出総額は322億9426万円(同40・9%増)となった。形式収支から翌年度に繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は18億5336万円(同38・4%増)の黒字。将来負担比率は、9年連続で実質的負担なしとなった。歳入歳出ともに過去最大を更新した。

被災者支援や災害廃棄物処理、公共施設復旧など台風被害に関する事業費約38億円と、新型コロナウイルスに対応した特別給付金、事業者支援、感染対策経費などが約48億円となり、決算額を押し上げたという。

歳入をみると、市税は39億7514万円(同0・5%増)、市民税は15億1268万円(同0・9%減)、固定資産税は20億9179万円(同1・6%増)。

地方交付税は、震災復興分を含めて95億8888万円(同6・3%減)。普通交付税は合併算定替えの縮減により、加算額が9割削減され4708万円減。特別交付税は、前年度に台風15号などの被災分が加算されていたため、6億206万円減となった。

繰入金は9億8236万円(同58・9%減)。台風15号などの災害対応に係る財政調整基金の繰入金が減ったことが主な要因。

借金の地方債は、40億8140万円(同73・4%増)。災害廃棄物処理事業に係る借り入れや、臨時財政対策債の借り入れにより増加した。

一方、歳出は、人件費は会計年度任用職員制への変更などで41億9690万円(同6・2%増)、扶助費は障害者自立支援事業の増加で25億8512万円(同0・4%増)、物件費は災害廃棄物処理事業や被災住宅応急修理、新型コロナ対応分などによって61億8355万円(同48・2%増)、補助費等は被災農業者支援や被災家屋解体の補助、特別定額給付金事業などで85億4931万円(同232・0%増)となった。

普通建設事業費は、三芳小・中の校舎改修や貸事務所整備、富山ふれあいスポーツセンター大規模改修などにより、28億9322万円(同5・9%増)。災害復旧事業費は6億6343万円となっている。

財政の弾力性を示す経常収支比率は90・4%で、前年度から3・3ポイント改善。実質公債費比率は0・2ポイント上昇し8・1%。

地方債現在高は、6億4492万円増の250億3285万円。このうちの多くが交付税措置として国によって補填(ほてん)される。

財政調整基金36億4027万円を含めた積立金現在高は、3億925万円増えて245億7180万円で、実質的に貯金が大きく上回っている。

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