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清澄山道ループ橋が開通 鴨川

2021年09月15日 03時00分
開通した清澄山道ループ橋=鴨川

防災力向上や観光振興が期待される鴨川市の県道市原天津小湊線のバイパス区間「清澄山道ループ橋」が13日、開通した。初日から車やバイクが多く訪れ、ゆっくりと海山の景観を楽しみながらツーリングする姿が見られた。

県道市原天津小湊線は、市原市牛久と鴨川市天津を結ぶ幹線道路。沿道は養老渓谷や清澄山系など豊かな自然に恵まれ、観光道路としても親しまれる。

一方、道幅が狭く、通行に支障がある上、急な地形から降雨による土砂崩れが発生して通行規制が掛かることも多かった。

そこで県は、平成3年に全区間2・7キロの坂本工区の改良事業に取り掛かり、13年からループ橋の建設に着手。20年かけてバイパス区間約700メートル(うちループ橋は192メートル)の整備が完了した。総事業費は、バイパス区間全体で約36億円、ループ橋には約11億円が投じられた。

この日は、午前11時の開通とともに県のパトロール車が先導し、車やバイクが次々と通行。中には坂を上ってスポーツ自転車で風を切る人も現れ、安房で初めてのループ橋を思い思いに体感していた。

従来のヘアピンカーブの間に位置する浪切寺の横嶋秀玄住職(73)は、「車がすれ違えず、事故の絶えなかった道路。バイパスの完成はとてもありがたく、今後、事故がないことを祈ります」。同市四方木に住むバイク愛好家の佐藤修さん(58)は、「生活道路としても助かります。山の間から太平洋の眺望が広がるなど、格好のツーリングスポットになるのではないか」と期待を寄せていた。

 

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