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清掃センター長寿命化へ改良工事契約締結 館山

2021年10月01日 03時00分
老朽化が進んだ館山市清掃センター=同市出野尾=の長寿命化に向けて館山市は29日、同センターの基幹的設備改良工事の契約を、日立造船株式会社東京本社と結んだ。契約金額は30億6680万円。令和6年2月末までに工事完了予定で、改修によって15年間の延命を目指す。

同センターは、昭和59年10月に稼働を始めてから37年が経過し、主要設備・機器が劣化、老朽化。2つの焼却炉で焼却能力は1日100トンだったが、現状では7割程度まで処理能力も低下していた。

設備の不具合も度々起きており、このままでは故障によって焼却不能に陥る可能性もあり、大規模な設備機器の更新に迫られていた。

災害時などに市民の生活維持に不可欠なサービスを安定的に継続していくために、自前の焼却施設を持つことの重要性も踏まえ、センターの延命化を図ることになった。

令和元年度に同センターの長寿命化総合計画を策定し、工事の発注準備を進め、今回制限付一般競争入札で落札した同社と、議会の議決を経て契約を締結した。

主な工事は▽2つある焼却設備の改修▽焼却に伴って排出されるガスの冷却設備の改修▽焼却炉にごみを搬入・焼却灰を搬出するクレーンの改修--など。

設計・施工一括発注方式を採用しており、今年度は設計や改修工事のための機器の調達を実施し、来年度から改修工事に着手。2つある焼却炉を1つずつ改修する方針で、4年度に1つ目の炉、5年度にもう1つの炉を改修するスケジュール。

改修期間中は、1つの焼却炉で対応することとなるが、稼働時間を現在の1日16時間から24時間にし、他の焼却施設に依頼するなどの対応を検討している。

今後、工事期間中でも、市民生活に支障がないよう通常どおりごみの収集は行うが、焼却施設の処理能力が限られてくるため同センターでは「市民の皆さまにはごみの減量化をお願いしたい」と呼び掛けている。

【写真説明】長寿命化に向けた工事が行われる市清掃センター=館山

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