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カミヤマサウンドステーションが9日で閉店へ 館山

2021年10月07日 03時00分
人気のXJAPANグッズの展示コーナーを眺める来店者ら=館山

館山市北条のカミヤマサウンドステーションが9日、66年の歴史に幕を閉じる。ネット配信などの普及でCDの売り上げが減り続け、コロナ禍が追い打ちを掛け、苦渋の決断をした。

同店は昭和30年創業。当初は同市のキネマ通り沿いの小さな店舗だったが、CDブームだったこともあり、平成7年7月に同所に移転。学校帰りの高校生や地域住民への流行の発信源として営業してきた。

上山立巳代表(62)は「当時は新譜の発売日になると、多くの人たちが来店したが、ネットの普及でCDが売れない時代。売り上げは激減した」と厳しい現状を話す。

近年はカラオケサークルの高齢者たちが練習曲を求めて来店するなど、高齢者の憩いの場となっていたが、コロナ禍で客足が戻ることなく閉店を決断した。

5日には、元従業員や常連客など閉店を惜しむ人たちが多く訪れた。

市内の70代女性は「気兼ねなく店員さんと会話ができる雰囲気のお店だった。閉店は残念だけど、長い間お世話になりました」と感謝した。

XJAPANグッズの展示コーナーを見に来た30代男性は「最後に貴重なグッズを見ることができて良かった。見られなくなってしまうのはもったいない」と残念がった。

上山代表は「最後に多くの人が来てくれて感無量。いろいろな人たちに愛されていたことを実感できた。ありがたい気持ちでいっぱいです」と話した。

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