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東大生とのコラボでビール商品化 鋸南麦酒

2021年10月13日 03時00分
完成したビールを手に鋸南麦酒スタッフと学生ら=鋸南

鋸南町のクラフトビール醸造所「鋸南麦酒」が、富津市相川地区で活動する学生サークル「東大むら塾」が栽培したホップを使ったビール「相川ふるさとエール」を商品化した。限定330本で、同所や同市のザ・フィッシュで販売している。

東大むら塾は、東京大学初の「農業×地域おこし」サークルとして平成27年に発足。現在、同地区と福島県飯舘村で、約120人の学生がコメづくりやワークショップなどを行っている。

今回のホップ栽培は、農学部3年の志賀智寛さん(22)が醸造所を見学して発案。ホップ産地の岩手県遠野市を視察するなど栽培を学び、今年5月に苗を植えて7~8月に収穫した。

ホップは寒冷地の栽培に適しているため、当初栽培がうまくいくか分からなかった。しかし、丁寧に管理することで順調に成長し、立派な実を付けたという。

そこで、急きょ相談したのが、さまざまな副原料でクラフトビールを醸造する同所。醸造長の亀谷結さん(33)が遠野市の醸造所から製法を学ぶなどし、フレッシュホップを使った香り高いオリジナルビールが誕生した。

亀谷さんは、「とにかく生ホップは鮮度が重要なので、近隣での栽培が鍵。県内での栽培は珍しいので、面白い試みだと思った」。収穫の日に醸造の準備をして鮮度を落とさず仕上げる工程に尽力した。

志賀さんは、「今年は実験的に収穫量も少なかったですが、新たな学生が引き継ぐ予定で、来年より多くの生産ができたら」と笑顔。「相川ふるさとエール」には、地域への応援(エール)とエールビールが掛けられている。

商品は1本330ミリリットル、750円(税込み)で1日に販売開始。同所のオンラインストアでも購入できる。問い合わせは、鋸南麦酒(0470-29-5454)へ。

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